作品一覧
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3.3
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
女性として生きるということ、妻として夫を愛するということ、嫁として一族の子孫繁栄に貢献するということ、女性として社会の中で育てる自立性を大切にするということ…、それらの点を、この本を通して考える一つのきっかけとなった。
家庭と社会を両立させながら女性が強く生きていくことの難しさは、この本が書かれた時代だからこそ強調されているように見えたのかもしれない。けれど、時代云々は抜きにしても、私はテレーズのような家族や夫への接し方をするような未来を迎えたくはないなと思った。
自分の理想とする価値観や思想を大切にしようという思いには共感した。しかし、それ以上に、歪みのない愛情を、周りや自分に素直に抱く