作品一覧

  • 国鉄列車ダイヤ千一夜 語り継ぎたい鉄道輸送の史実
    4.0
    1巻770円 (税込)
    国鉄勤務35年、うち25年を輸送計画に深く関わった著者によるダイヤ作成秘話。 本書では、昭和45年の万博輸送、昭和50年3月の山陽新幹線博多開業、昭和60年3月の東北・上越新幹線上野開業等で手掛けたダイヤ改正や新線開業、臨時列車設定などの際のお宝エピソードを大公開。路線上に空いている時間帯を探し、車両や人員を確保し、日本全国に効率よく列車を走らせる。コンピューター化以前、手作業時代の悪戦苦闘の話の中には、当時の世相も垣間見える。また、チマタの疑問「ダイヤはどうやって作るのか?」の答えもここにある。 猪口 信(いのぐちまこと) 昭和7年生まれ。昭和25年国鉄に入社し、昭和35年東京鉄道管理局・東京南鉄道管理局列車課で指令業務・ダイヤ改正を担当。昭和44年9月国鉄本社運転局運転課に転勤し、全国の特急・急行の列車計画、新幹線の開業業務、西日本線区の基本計画等を手掛ける。その後、新幹線総局列車課輔佐、首都圏本部列車課輔佐を経て、昭和60年3月首都圏本部列車課長に。東北・上越新幹線開業に参画し、昭和61年3月国鉄を退職。弘済出版社勤務ののち、第三セクター鉄道等協議会事務局次長を務め、退職後も列車輸送の変遷を追求整理している。著書に『国鉄特急変遷史』『JR特急10年の歩み』(いずれも弘済出版社)など。 ※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。
  • 国鉄列車ダイヤ千一夜 語り継ぎたい鉄道輸送の史実

    Posted by ブクログ

    実際に鉄道のダイヤ改正に携わっていた方が自身の体験を語っている本です。なので網羅性はないのですが、臨時列車を1本入れるのにどれだけ悩むのか、といった苦労が良く判ります。それにしてもこれだけの作業をコンピューター無しで、紙と鉛筆と定規と電話だけでやっていたというの、今から見ると考えられない凄さですわ。

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    2021年04月23日
  • 国鉄列車ダイヤ千一夜 語り継ぎたい鉄道輸送の史実

    Posted by ブクログ

    筋金入りのスジ屋が、昭和の激動期に手作業でダイヤを組む苦労談。国鉄が日本全国を管理していた時代であっても、鉄道管理局管轄地を跨ぐダイヤ作成は並大抵のものではなかったことが分かる。手書きのダイヤを基にした石版ダイヤを作成するのも、失敗が許されない緊張感が伝わってくる。つくば科学博輸送では、寝台列車をホテル代わりに運用していたことを初めて知り、驚きと羨ましさがつのる。千葉県在住だったので、自動車で科学博に行ったことが悔やまれる(笑)

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    2020年06月09日
  • 国鉄列車ダイヤ千一夜 語り継ぎたい鉄道輸送の史実

    Posted by ブクログ

    読破。ダイヤを作成するってかなり大変なことだったようだ。それも当時は長距離在来線が多数で一つ動けばほかの列車すべてに波及する。これを考慮しつつ改正をしていた当時の国鉄のスジ屋はすごい。それも手書きである。

    エピソードとして面白かったのは武蔵野線だとかホームライナーの誕生秘話だった。
    国鉄としても何かしら危機感を抱いたうえで改革としてホームライナーを設定しようと四苦八苦する話はよかった。

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    2011年11月17日

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