作品一覧 2023/03/17更新 ナイト・エージェント 試し読み フォロー 彼女が消えた日 試し読み フォロー ジグソー・キラー 試し読み フォロー 弔いのダマスカス 試し読み フォロー プリティ・ガールズ 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 堤朝子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ナイト・エージェント マシュー・クワーク / 堤朝子 2020年11月20日発行の現代版巻き込まれ型スパイ物語。発行日のせいかランキングで見た覚えがないのだけど、個人的には早くも今年No. 1候補。 スピーディーでテンポ良い展開と魅力的キャラクターに、骨太なシナリオが組み合わされば最強のページターナーってわけ。 シンプルな道具立てだから映画化(むしろド...続きを読むラマ化)にもいいと思う。 ホワイトハウスで働くFBI局員ピーター・サザーランドが大学までバスケットボール Posted by ブクログ ナイト・エージェント マシュー・クワーク / 堤朝子 予想以上に引き込まれ、楽しめるストーリーでした。これをきっかけにThe 500も読みました。他にも作品があれば、読んでみたい作家さんです。 Posted by ブクログ プリティ・ガールズ 上 カリン・スローター / 堤朝子 今後どういう展開になっていくのか気になって、夢中で読まされました。殺された夫は、実は悪人だったのか。夫の死後、偶然見つけたある事実から、次々と新たな事実が見つかって、亡くなった夫に関する疑惑は深まるばかり。そして、怪しげな捜査官。一方で、だいぶ前に行方不明になった姉との関連なども絡まり、今後どうなる...続きを読むのかすっごく楽しみ。翻訳も読みやすくて、すごく面白い上巻でした。更なる驚きがありそうな下巻へ! Posted by ブクログ ジグソー・キラー ナディーン・マティソン / 堤朝子 前半テンポ良かったけれど、ラストはバタバタしちゃった感が。オリヴィエの◯◯シーンは羊たちの沈黙、ヘンリーへの執着はハンニバルを思い起こさざるを得ません。エキセントリックではあるけど、こんな風になるほどの魅力が彼にあるとは思えなくてちょーーっと軽めかな。でもエンタメとしては楽しめました。これは続くんで...続きを読むすかね。 Posted by ブクログ ナイト・エージェント マシュー・クワーク / 堤朝子 冒険小説の時代は終焉したのだと、嫌でも感じさせられる現在のエンタメ小説界で、少数ながら頑張っている作家たちは今も確かにいるのだけれど、かつてのスパイもの、国際謀略ものといった国家レベルの大スケールのものは少なく、巨大犯罪組織とりわけ南米の麻薬ビジネスや、暴力的宗教団体などをテーマにしたスリラーがト...続きを読むレンドになっている気がする。 本書は、そういう意味では昔懐かしい米露間の諜報合戦や、国家的裏切り行為を扱った少し古典的な冒険小説と言える気がする。政府中枢部内での汚職かつスパイ行為に巻き込まれ、知られざる危機に見舞われるホワイトハウスを舞台に、深夜番の若きエージェントが奔走するという、いわゆる今風ではないような、かつての胸躍る国際冒険小説を思わせるスリリングなエンタメ作品である。 裏切りの疑いで世を去った父の汚名を持つごく普通の目立たない主人公ピーター。彼は鳴ることのない緊急電話の深夜番、という閑職に追いやられている。ところがある夜、一本の緊急電話がついに届く、というところから物語はスタートする。叔父夫婦を殺され、この一本の緊急電話に救いを求めた女性ローズ。そのローズを救い出そうと逃走し、真相究明に奔走するピーター。物語は豪快にスタートする。 ロシア側から送られている凄腕の殺し屋を描くページも読まされつつ、はらはらドキドキの危険なシーンや、血なまぐさいアクションを重ねつつ、ホワイトハウス内に潜む悪を探り出すプロットが、幾重にも交錯する大掛かりなエンターテインメント小説となっている。 逆に言えばこの手の作品は、かつて冒険小説の時代には当たり前のものであったのに、今はめっきり減ってしまったタイプの物語なのである。今更ながらこういう世界に晒されてみると、無論自分の本の趣向が変化したという要素があるにせよ、相当に貴重なものに思えてくる。 トランプ政権の時代に出版された本とは言え、本書内の政権は現実とはかなり異なるセッティングになっている。大統領も、特にトランプをモデルにしてはいない。ある意味、別次元の世界観で描かれた、大法螺の小説と、言ってしまえばそれまでだが、その大法螺あればこその大仕掛けなトリックと、そこから派生するアクションの数々を楽しめるノンストップ・スリラーなのである。 手放しで楽しんで頂けるこういう別次元のスリルとサスペンスもたまには読みたい。本書を手に、是非、文句なしのアクションとスリルの世界に飛び込んでみて頂きたい。 Posted by ブクログ 堤朝子のレビューをもっと見る