室井康成の作品一覧

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作品一覧

2022/01/21更新

ユーザーレビュー

  • 事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」
     事大主義の成り立ちと変遷、さらに各地における受容の経過をまとめた本書。

     事大主義がその源流においては、ただ外交政策を意味しているだけであるとは初めて知った。「大国に事(つか)える」という状況を「事大」と表す実にシンプルな言葉である。

     それに「主義」をくっつけ、今日における意味となったのは明...続きを読む
  • 事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」
    事大主義という言葉は朝鮮の外交政策や性向の話という認識だったが、この言葉自体は孟子の言葉から福沢諭吉が作ったものであること、朝鮮を併合したことにより日本にこの言葉が向くようになったこと、意味としては空気を読むのに似ていること、沖縄でもこの言葉が言説の中でよく使われていたこと、伊波普猷という人物のこと...続きを読む
  • 柳田国男の民俗学構想
    柳田国男が目指していたのは「公民」――新しい時代の良き選挙民を育成する事にあった、という観点から書かれた一冊。その中で「民俗」とは打破すべき旧態であり、「民俗学」とはその現状を把握するための学問だったのではないか。

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