岩井寛の作品一覧

「岩井寛」の「森田療法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 森田療法
    4.2
    他人の視線に怯える対人恐怖症。強迫観念や不安発作、不眠など、心身の不快や適応困難に悩む人は多い。こころに潜む不安や葛藤を"異物"として排除するのではなく、「あるがまま」に受け入れ、「目的本位」の行動をとることによって、すこやかな自己実現をめざす森田療法は、神経症からの解放のみならず、日常人のメンタル・ヘルスの実践法として有益なヒントを提供する。(講談社現代新書)
  • 森田療法

    Posted by ブクログ

    強迫神経症と言われる自分のことが理解できた。

    こうありたいという目標が高い。やりたい事が多い。やりたいレベルが高い。

    しかし、現実の自分の姿はそうできない。神経症的な欠点がある。

    全然出来ないから逃げ出したいという気持ちがある。

    そういう人が、自分の欠点を認め出来ないままの自分で、それでもやはり自分のやりたい事、なりたい自分を目指して生きていく

    始めは神経症の原理などが説明されているけれど、最終的には、そういう自分がどう生きていったら良いのか、著者が自分の経験を元に私を励ましてくれた。

    人生の指南書になったかもしれない。

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    2023年06月02日
  • 森田療法

    Posted by ブクログ

    あとがきにもあるように、著者の岩井は末期ガンに体を蝕まれながらも、口述筆記により本書を書いた。
    いわばこれは魂の書である。

    森田療法のエッセンスを踏襲しながらも、独自の考え方を加えながら説明している。
    特に発達論などは森田の説を批判し、環境要因の大切さを述べている。まさに岩井式森田療法だ。
    そのため、基礎的な内容は触れているが、教科書ではないため、単に森田療法の基本を知りたいという方には適さないだろう。
    しかし、この本に書かれている、精神交互作用のカラクリ、あるがままに生きることの大切さ等は、より良い人生を歩むために知っておきたい事柄だ。豊富な事例を通して、それらがわかりやすく語られている。

    0
    2022年03月14日
  • 森田療法

    Posted by ブクログ

    私は、臆病な人間で、不安で石橋をいつまでも叩き続けて渡れない。
    けれど、人生は、選択しなければ前に進めないし、選択せずに逃避してしまったら、不安を避けることはできるが、目的は達成できずにタイムオーバーだ。
    怖いけれど前に進む選択をすること。そうすることが大切なんだと教えてもらった。
    これからも悩んだりしたときに読みたい。


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    2022年03月10日
  • 森田療法

    Posted by ブクログ

    興味があったから買ったのに、途中興味を失ったりするフェーズがあってなかなか進まなかった。この本の内容が悪いのではなく、私が読書に集中できない期間があったっていうことです。
    自分の大炎上した心を落ち着けるには、とても有効でした。適度な諦めと、心理的距離をとるのは、ずっと前から私が一番苦手にしていることなので、、、、

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    2020年05月11日
  • 森田療法

    Posted by ブクログ

    病床で視力も聴力も失った精神科医師の、口述筆記による著作。森田療法は神経症の治療のみならず、健康な人の人間的成長や創造的生き方を促進する。苦悩は苦悩としてあるがまま受入れ、逃避せずに目的本意の行動を取ることが、心の健康と人としての自己確立につながるという。自分の弱点を認めつつ、一歩ずつ成長していきたい。

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    2019年08月19日

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