井上秀雄の作品一覧

「井上秀雄」の「古代朝鮮」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 古代朝鮮
    3.5
    1巻1,210円 (税込)
    檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争――。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。(講談社学術文庫)
  • 古代朝鮮

    Posted by ブクログ

    朝鮮古代の歴史を、中国の文献や朝鮮の「三国遺事」、「三国史記」などをもとに、文献に現れたことを元に記述する。高麗朝が起こるまでの朝鮮の歴史である。朝鮮半島は中国からの影響を受けやすく、中国王朝の方針で攻撃され支配下に置かれたり、あるいは冊封され朝貢することで皇帝の臣下として王が認められた。神話時代は別にして、衛氏朝鮮という部族連合が存在したが、漢がこれを討伐した。そしてその地に楽浪郡を置いて支配した。その後、朝鮮の地は辰韓、馬韓、弁韓といった国に分かれていた。また北方には高句麗がいる。三韓はその後、新羅、百済、伽耶諸国となり、相互に侵略や連合があり、後には新羅に統一された。その新羅を襲って建て

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    2020年01月07日
  • 古代朝鮮

    Posted by ブクログ

    統一新羅の崩壊にいたるまでの古代朝鮮の歴史を概説している本です。

    約半世紀前に刊行された本であり、とくに考古学的な事実にかんしては、おそらく現代では新しい事実も発見されているのではないかと思いますが、著者の歴史を見る態度そのものについて興味を惹かれます。

    本書の「序」で著者は、高松塚古墳の壁画が発見されたことがきっかけとなって、古代の日朝関係について多くの人びとの関心が引き起こされたと語っています。しかし著者は、そうした関心が日本史の立場からのものであり、外国史を外国史として見る態度が欠けていたのではないかと疑問を投げかけます。

    日本の古代史の研究においては、記紀神話の記述などにその手が

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    2021年07月20日

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