「公僕」。読んで字のごとく、「公(おおやけ)」に司える「僕(しもべ)」。作者は元公務員。
ちまたでは、安定度抜群とか、働かないなどとのイメージがあるけど、実体はどうか、というレポート的コミックエッセイ。
私の職業柄(精神科医)、精神障害者は生活保護受給者が多いし、養育能力が乏しいため「子ども家庭
...続きを読む課」の担当者と守備範囲が被る機会も多い。
個人的には生活の保護の担当者が、逆ギレされたり、脅されたり、というエピソードが身につまされたし、「子ども家庭課」(児童虐待などを扱うところ)も激務だと描かれていてさもありなんとおもった。
民営化すれば、体質もスリムになって、公費の無駄遣いがへるというのは、耳に聞こえのいいロジックなんだけど、そこそこ現場にいている者としては、やっぱり公でやってもらわないと回らない仕事ってあるよなぁ、、、とはつくづく感じる。
がんばってください、公僕。税金を納めている一市民として、応援しております(合掌)。