作品一覧
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3.71巻671円 (税込)海の近くの湘南の街に、屋根から電信柱の突き出た家があった。その不思議な佇まいに惹かれて屋敷を訪れた著者は、90歳を超えたパワフルなミドリお婆さんと出会う。彼女は建築が大好きで、この家も自分で設計して建てたという。6世帯が共同で暮らす屋敷には、奇妙な仕掛けがいたるところに存在して――。カラクリ屋敷の秘密と波瀾万丈のミドリさんの生き様を軽快につづる、傑作ノンフィクション。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ミドリさんと屋根から煙突の伸びる素敵な家。屋根も柱も建具も庭も、何もかも手を抜かず美しい。ものを作る楽しさとはこういうものなのかと思わせる。
書かれていることは美しく、豊かなのだが、微妙に構成が悪い。情報量が少ないというかとっちらかっている印象があり、もったいない。
実際に作者が知った通りの時系列にとらわれずに、ミドリさんの故郷、生い立ち、なぜこんな家を作ったのか、住んでいる人、など章ごとにまとめたほうが読みやすいんじゃないかなぁ。
あと、フィクションの児童文学として読んでみたい。
ある小学生が、帰り道に「いつもと違う道を通ってみよう」と歩き出す。すこしずつ見なれぬ場所が出てきてわ