作品一覧 2021/02/05更新 教養としてのバッハ 生涯・時代・音楽を学ぶ14講 試し読み フォロー バッハ=魂のエヴァンゲリスト 試し読み フォロー バロック音楽名曲鑑賞事典 試し読み フォロー バロック音楽 ──豊かなる生のドラマ 試し読み フォロー マタイ受難曲 試し読み フォロー モーツァルト 試し読み フォロー モーツァルト=翼を得た時間 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 礒山雅の作品をすべて見る
ユーザーレビュー バッハ=魂のエヴァンゲリスト 礒山雅 小学生の頃からバッハの音楽に親しんできましたが、彼の伝記を読んだのはこの本が初めてでした。(1989年単行本版)バッハの人生を大変判りやすく解説されていて、自分の愛読書のひとつになりました。 Posted by ブクログ バッハ=魂のエヴァンゲリスト 礒山雅 バッハの碩学、磯山雅「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」(講談社学術文庫2010)は、バッハ生誕300周年を記念して1985年に上梓された著作の改訂版である。その後の研究成果も盛り込んだ文庫版であるが、バッハの生い立ちから作品紹介まで平易な言葉で読めるので、これからバッハの音楽を聴いてみよう、あるいは...続きを読む聴きこんだ人にとっても、指南書的な存在となるだろう。著者のバッハに寄せる思いも充分に汲み取れる福音書でもある。 Posted by ブクログ バッハ=魂のエヴァンゲリスト 礒山雅 ここのところよくバッハを聴くようになった。 もちろんこれまでもトッカータとフーガ二短調等小学校の音楽の授業で扱う極めて有名な曲や、ジャズ風にアレンジされたものはそれなりにふれていた。そういえば、トッカータ…は高2のとき吹奏楽部で、家にあった父のコントラファゴットを持ち出して演奏した。譜面は自分でアレ...続きを読むンジした。同じく大学1年のとき、吹奏楽の授業でパッサカリアとフーガハ短調もホルンで演奏した。何れも10代ことで、他の作曲家の作品とは全く次元が違う何かを感じながら、目の前の譜面と向き合っていたように思う。ただその後は、特に積極的に聴くことは少なく、多少聴いたとしてもストコフスキーによるオケへの編曲物等いわば亜流の作品ばかりを聴いていた。最近では勤務先の中学生が吹奏楽でシャコンヌを演奏した。生徒たちの純粋な心で解釈し作り上げた演奏には聴く人の誰もが感動した。 私がバッハを聴き始めたきっかけは、「大学院の課題をやりながらBGMにバッハをかけると、なんとなく効率が上がるかも」と思い始めたことだ。一曲の中でテンポが一定で、音の刻みも様々な意味で規則的であり、著者の言葉を借りれば「幾何学的」・「数学的」秩序がある。また転調もそうなく、抒情的・世俗的・ロマンチックでないので、自分と一定距離があると思えた。こうしたことが、多分“集中”に向かわせたのだと感じている。この聴き方を続けているうちに、徐々にバッハの世界観をもう少し知りたくなり、オルガン曲、ピアノ曲、室内楽曲等のCDを購入し、さらに本書のページを読み進めた。 序章から著者のバッハへの思いに共感した。「現代のわれわれがこんなにもバッハ惹かれる理由のひとつは、富裕な社会にいきて刹那の満足ばかりを求めるわれわれに、彼の音楽が、精神にとっての本質的な問題を想起させるところにあると思う。」「いわば魂の福音を与えてくれる人である。人間の小ささ、人生の虚しさをバッハはわれわれ以上によく知っているが、だからといってバッハは人間に絶望するのではなく、現実を超えてより良いものをめざそうとする人間の可能性への信頼を、音楽に盛り込んだ。その意味でバッハの音楽は切実であると同時に、きわめて楽天的でもある。」なるほど、やはりそういうことだったか!随分遠回りしたかもしれないが、人生を通じて聴くべき音楽だと思った。本書はバッハの一生と作品を時代と生活の区切りごとに紹介している。書かれているエピソードを踏まえて聴き直すと、また新たな気持ちで作品を味わうことができる。末永く傍らに置いておきたい文庫本だ。 Posted by ブクログ マタイ受難曲 礒山雅 単行本の文庫化で、618ページもある大書。 本書の特徴はたった一言で言い表せる。 すなわち、「マタイ受難曲を深く理解したければ必読・必携の書である」ということである。 全曲の対訳から細部の考察まで、マタイ受難曲について知りたければ、とりあえずこの1冊があればOKという素晴らしい書である。 補...続きを読む章の「レコード/CDによる演奏の歴史」は、マタイ受難曲の音盤37枚+アルファの寸評になっており、CD選びや、収集、聴き比べをするときに参考になる。私もマタイ受難曲は約60種類の盤を所有しているが、順番に収集していく際に役に立った。 Posted by ブクログ 教養としてのバッハ 生涯・時代・音楽を学ぶ14講 礒山雅 / 久保田慶一 / 佐藤真一 / 加藤一郎 / 末松淑美 / 中溝一恵 / 宮谷尚実 / 森太郎 / 吉成順 J.S.バッハはバロック時代を代表する作曲家として有名である。その音楽にはどのような背景があるのかを案内する本。様々な分野からバッハを俯瞰する。 Posted by ブクログ 礒山雅のレビューをもっと見る