作品一覧

  • 新・お葬式の作法
    3.0
    1巻814円 (税込)
    超高齢化社会を迎え、死と葬儀が身近なものになりつつある。その一方、伝統的な葬儀が簡略化され、「家族葬」「自由葬」「散骨」など、新しい形も生まれている。新時代の葬儀は、いかにあるべきものなのだろうか?遺族として、またいずれは死を迎える自分自身のこととして、とらえ直してみたい。それぞれの葬儀の流れを示し、諸儀礼と作法、事務手続き、費用、そしてその意味を、丁寧にわかりやすく解説する。
  • 新・お葬式の作法

    Posted by ブクログ

    真摯な姿勢が心地よい

    高度経済成長期に人びとは、死、そして葬式の体験の共有抜きで、形だけの作法を求めた。

    墓に家紋を彫ること、葬儀会場の入り口の門に家紋を飾ることも、高度経済成長期に始まった習慣である。「家」というものが強調されるようになったのだ。

    医療技術が今ほど発展していなかった昔は、治療法などが限られていたため、人間は病気や事故なども含めて、ある意味自然に死んでいった。ある点を定めて、ここが死と判定はしなかった。ところが、現代はそれが点になってしまっている。しかし、葬儀が相変わらずプロセスを踏んで行われるのは、遺族や故人と親しい人の心理状態にとっては死が点ではないことを示している。

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    2012年07月27日

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