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3.01巻836円 (税込)※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一五四三年、鉄炮はポルトガル人により日本に伝えられた。戦国乱世の時代には、武器として多くの鉄炮が求められ、戦闘様式や築城法などにも大きな影響を与えてきた。江戸時代には、文治政治へと移行していく過程の中で、回国の生活を過ごしてきた炮術師たちが、身分制社会の規範として仰がれ、武芸としての炮術が花開く。炮術に生きた師範と門弟、関流炮術を継ぐ関内蔵助家の家族模様を写しだす。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
鉄砲は天文十二年、種子島に漂着したポルトガル人によって伝えられた。明治以来の通説を検証し多元的な伝来の真実を明らかにし戦国の鉄砲史を刷新する刺激的な論考。
通説の根拠は「鉄炮記」という書物にあるという。著者はこの書物が伝来から約60年後に功績を称えるために書かれたものであり、史料的価値が高いとは言えないという。
著者は当時、交易が盛んであった事から、種子島以外の地にも鉄炮が伝来するのがごく自然だと説く。
著者の論考は確かに成る程と思わせられるのだが、通説に比べインバクトには欠ける。まあ、真実はそれほどに劇的ではないのかもしれない。
タイトルの鉄砲伝来を扱ったのは4分の1程度であり、 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
一五四三年、鉄炮はポルトガル人により日本に伝えられた。
戦国乱世の時代には、武器として多くの鉄炮が求められ、戦闘様式や築城法などにも大きな影響を与えてきた。
江戸時代には、文治政治へと移行していく過程の中で、回国の生活を過ごしてきた炮術師たちが、身分制社会の規範として仰がれ、武芸としての炮術が花開く。
炮術に生きた師範と門弟、関流炮術を継ぐ関内蔵助家の家族模様を写しだす。
[ 目次 ]
第1章 関流炮術の誕生
第2章 炮術思想の多様性と再編
第3章 炮術武芸者像の創出
第4章 大筒町打の継承と故実
第5章 流祖之信の遺産
第6章 関流炮術の門人帳の復元
第7章 大筒の鋳造と鍛造