作品一覧

  • 鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5
    3.9
    1巻693円 (税込)
    『水島のじいちゃん』の名代で、西遠寺家の人々と共にかのこの許嫁の別荘へ、猫のケンゾウを連れて向かうことになった藤代修矢。招かれた別荘の隣には有名な万華鏡作家が住んでいた。認知症になってしまったその隣人は、大きなダイヤモンドを所持していたのだが、置き場所のヒントをメモに残していて……(表題作)。周りで起きる奇妙な事件の真相を、『水島のじいちゃん』が華麗に解き明かしていく。修矢・かのこ編二作、美波・直海編二作に、書き下ろし一作を含む、ライトな本格ミステリ短編集。好評《美波の事件簿》シリーズ、前日譚第二弾。/解説=太田忠司
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4
    3.7
    1巻660円 (税込)
    同じ中学に通う親友・直海の祖母の住む、浅草の家を訪問した倉西美波。落語の名人の妻だった彼女は、今でも弟子の面倒をみている。二人が訪ねたときも、ちょうど稽古の最中だった。突然の来訪も歓迎してくれた彼女は、お茶うけを出そうと台所へ向かうが、そこには近所の男の子が忍び込んでいた! 家主に見つかった少年はあわてて逃げようとするが、かなわないと見て、思いもよらぬ行動を……(表題作)。周りで起きる奇妙な事件の真相を、「水島のじいちゃん」は華麗に解き明かしていく。修矢編二作、美波・直海編二作に、書き下ろしのかのこ編一作を含む、ライトな本格ミステリ短編集。好評《美波の事件簿》シリーズ、前日譚。

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  • 砂の城の殺人 美波の事件簿3
    3.6
    1巻660円 (税込)
    父が行方不明になってから五年が経った冬。高校一年生のわたし・倉西美波は、不可抗力により「二日で五万円」という超破格のバイトをすることになった。山奥に踏み込んでは廃墟を撮影するというカメラマンの助手を請け負うことになったのだけれど、向かった先は危険だらけ。やっぱり楽には稼げないと落胆するも、なんと、ボロボロの屋敷でミイラ化した死体を発見してしまった! しかもそれが十二年もの間行方が知れなかった、カメラマンの母親だというからさらに驚いてしまって……。降りしきる雨の中、閉ざされた廃墟で次々と人が死んでいく。清新な筆致と、大胆なトリックで贈る、注目のシリーズ第三作。

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  • 龍の館の秘密 美波の事件簿2
    3.5
    1巻660円 (税込)
    行方不明になった父親を捜すための資金稼ぎに、高校一年生のわたし・倉西美波は日々アルバイトに励んでいる。葬儀屋のバイトで巻き込まれた事件のお詫びに、今度紹介してもらったのは「立っているだけで一日二万円」の仕事! なんと留学生と托鉢をすることになってしまった。バイト先の人たちとの宴会の末、なぜかたどり着いたのは「龍の館」と呼ばれる画家の館。龍をモチーフにしたトリックアートの数々に興奮するも、またもや殺人事件が勃発。しかも今度はわたしの目の前で被害者が息を引き取って……。『天使が開けた密室』で注目を浴びた著者が贈る、清新な本格ミステリ第2弾。短編「善人だらけの街」を併録。

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  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1
    3.4
    1巻660円 (税込)
    行方不明になった父親を捜すための資金稼ぎに、高校一年生のわたし・倉西美波は日々アルバイトに励んでいる。ある日、バイト先で桐の箱に入ったお皿を割ってしまって、いきなり六十万円の借金を負うことに。そんなとき「寝ているだけで一晩五千円」というとってもオイシイバイトを紹介してもらったものだから、一も二もなく飛びついてしまったけれど、そこでわたしを待っていたのは、死体!? しかも密室殺人事件の容疑者にまでされてしまって・・・・・・。デビュー作「天使が開けた密室」に短編「たった、二十九分の誘拐」を収録した清新な本格ミステリ。

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  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作のタイトルのダブルミーニングが素敵。ミステリとしてネタはわかってしまうけれど、主人公のドジっぷりと、ほんわかした作品の雰囲気に癒されてしまう。競歩を題材にした短編も面白かったし。

    0
    2012年05月30日
  • 鏡の迷宮、白い蝶 美波の事件簿5

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    誰も死なないミステリィ作品のうちの一作。
    今回は、前の作品に出てきたワードを引き継ぎながら物語が展開していきます。

    0
    2011年09月23日
  • 天使が開けた密室 美波の事件簿1

    Posted by ブクログ

    出会ったのは富士見ミステリー時代。
    その後新刊が出ない(そもそも富士見ミステリ自体が…)のを残念に思っていたら、ある日創元推理でのコレを見つけたという。思わず本屋で小躍りしてしまいました。
    富士見の方で持っているのに、書き下ろし短編の為にまた買いましたとも!

    ライトノベルで発行されたものの、中身は本格ミステリ。主人公の美波と、お隣さんで探偵役の修矢のやりとりや関係も気になるけど、やっぱり目からウロコのトリックが心地いいです。

    加えて、解決までにあちこち散りばめられているミスリードにはまりっぱなしです。伏線もさることながら、美波の友達の、かのこや直の自作推理なんかも妙に説得力があって、「そう

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    2011年09月10日
  • 砂の城の殺人 美波の事件簿3

    Posted by ブクログ

    三作目。こちらから創元推理で出版され始めました。新作を見つけた時の喜びが蘇ります。

    今回も、美波がアルバイトをした事から事件が始まります。舞台はとある朽ちかけた屋敷。昔の事件、遺産を巡って兄弟が……というある意味わかりやすい始まり方なのに、トリックは相変わらず冴え冴えとしています。
    特に今回は、かのこが探偵役となり大活躍します。かなり楽しんでいる気もします(笑

    そしてやはり、最後にくるっとひっくり返されるのも、「騙された!」と嬉しくなる一瞬。やっぱり私はミスリードにはまりやすいみたいです。

    0
    2011年09月10日
  • 手焼き煎餅の密室 美波の事件簿4

    Posted by ブクログ

    シリーズ4作目で初の連作短編集。前日譚です。
    今までの長編はそれなりやなあと思てましたが、これは好き。
    連作短編集やからかな??
    また同じようなものも出そうらしい。楽しみ。

    0
    2010年01月10日

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