プロフィール
- 作者名:妹尾河童(セノオカッパ)
- 性別:男性
- 生年月日:1930年06月23日
- 出身地:日本 / 兵庫県
- 職業:作家
元は「妹尾肇」であったが改名して「妹尾 河童」という名は本名である。旧制第二神戸中学校(現・兵庫県立兵庫高等学校)卒。『少年H』で1997年に毎日出版文化賞・特別賞受賞、TVドラマ化、映画化もされた。その他作品に『河童のスケッチブック』、『河童が覗いたヨーロッパ』などがある。舞台美術家として番組のセット美術で第1回伊藤熹朔賞テレビ部門を受賞。
作品一覧
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ少年Hの心の動きがすごく細かく詳細に描かれ、Hに共感しながら、あの時代を過ごすことが出来ます。恐ろしい時代。
「戦争はね、ある日突然くるもんじゃない。小石がパラパラと落ちてきたりするていど。でも実はそれが、戦争が始まる前兆だったことを、後になってから知ることになるの」という河童さんのことばに寒気を覚えます。
Hが感じた「なんかおかしい」ということに、私も気づけるだろうかとはらはらします。今後、起きないとは言い切れない戦争。
奇しくも沖縄戦終結69年の今日、読み終わりました。沖縄では4人に1人が亡くなったというとんでもない戦争。平和は作っていかねばならぬものと肝に銘じます。