プロフィール

  • 作者名:妹尾河童(セノオカッパ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1930年06月23日
  • 出身地:日本 / 兵庫県
  • 職業:作家

元は「妹尾肇」であったが改名して「妹尾 河童」という名は本名である。旧制第二神戸中学校(現・兵庫県立兵庫高等学校)卒。『少年H』で1997年に毎日出版文化賞・特別賞受賞、TVドラマ化、映画化もされた。その他作品に『河童のスケッチブック』、『河童が覗いたヨーロッパ』などがある。舞台美術家として番組のセット美術で第1回伊藤熹朔賞テレビ部門を受賞。

作品一覧

  • 少年H 上下合本版
    -
    1巻1,430円 (税込)
    胸に「H.SENO」の文字を編み込んだセーター。外国人の多い神戸の街でも、昭和十二年頃にそんなセーターを着ている人はいなかった……。洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた、好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。 この戦争はなんなんや? やがて始まった戦争のまっただ中をたくましく生きる悪童とその家族が感動を巻き起こす。 毎日出版文化賞特別賞受賞、大ベストセラーの上下合本版!
  • 少年H(上)
    4.1
    1~2巻743~924円 (税込)
    胸に妹尾肇のイニシャル「H」の文字を編み込んだセーター。外国人の多い神戸の街でも、昭和12年頃にそんなセーターを着ている人はいなかった……。洋服屋の父親とクリスチャンの母親に育てられた、好奇心と正義感が人一倍旺盛な「少年H」こと妹尾肇が巻き起こす、愛と笑いと勇気の物語。毎日出版文化賞特別賞受賞作。2013年夏・映画公開決定。
  • 少年H(下)

    Posted by ブクログ

    少年Hがみた「太平洋戦争」は、今まで僕がみてきた「太平洋戦争」とは比べ物にならないものであったと実感した。

    時代に「不都合なもの」となってしまったら、こういった物語も世の中から消えてしまうと思うと、とても怖くなってしまう。

    読んでよかった。
    また、読み続けていく必要がある一冊。

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    2021年12月29日
  • 少年H(上)

    Posted by ブクログ

    初めは何を言っているのかわからなかったけど、でも途中から戦争の理不尽さが描かれていてとても辛かった。少年までもが今では考えられないような困難なことをやらされていることが辛く、僕はそのような人達の苦しみに応えられるほどの努力をしたい

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    2021年08月10日
  • 少年H(下)

    Posted by ブクログ

    自由に遊んでいた少年時代から、徐々に戦争が近づいてくる
    当時の生活の様子とか、少しずつ近づいてくる戦争の足音とか感じられる

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    2016年11月25日
  • 少年H(下)

    Posted by ブクログ

    妹尾河童が幼い頃の戦時中を回帰したエッセイ。
    特攻隊などのいわゆる兵士ではない、普通の少年が主人公であり、戦争を体験した本人が書き下ろした作品ということで、戦時中をリアルに描写することができた。
    死への恐怖とか、誰かの死とか、そういった話はあまり出て来ないが、普通の幸せな生活が戦争へと巻き込まれて行く様子が主人公の河童少年の気持ちを軸に書かれていて、戦争というものをリアルに考えさせられた。

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    2014年07月04日
  • 少年H(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少年Hの心の動きがすごく細かく詳細に描かれ、Hに共感しながら、あの時代を過ごすことが出来ます。恐ろしい時代。
    「戦争はね、ある日突然くるもんじゃない。小石がパラパラと落ちてきたりするていど。でも実はそれが、戦争が始まる前兆だったことを、後になってから知ることになるの」という河童さんのことばに寒気を覚えます。
    Hが感じた「なんかおかしい」ということに、私も気づけるだろうかとはらはらします。今後、起きないとは言い切れない戦争。
    奇しくも沖縄戦終結69年の今日、読み終わりました。沖縄では4人に1人が亡くなったというとんでもない戦争。平和は作っていかねばならぬものと肝に銘じます。

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    2014年06月23日

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