松澤克行の作品一覧

「松澤克行」の「天皇の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 天皇の歴史1 神話から歴史へ
    3.3
    1~10巻1,265~1,595円 (税込)
    三輪山の麓、大和に生まれた王権はどのように古代国家を形成したのか。古事記、日本書紀に描かれた神話の解読や考古学の最新成果などから、神武以降の天皇の実像を解明。群臣に擁立された天皇中心の畿内政権が、全国を統一していく過程を検証する。また東アジア情勢の緊張により、大化の改新が引き起こされ、律令国家形成が促進された背景も明らかに。天皇号と日本の国号の誕生も解析し、日本の歴史の原点を究明する。
  • 天皇の歴史4 天皇と中世の武家

    Posted by ブクログ

    これまで考えもしなかったが、明治維新と共に、幕府と朝廷も終わった!との主張からこの本は始まる。朝廷とは今の天皇だけを考えておればイメージできない。天皇と貴族たちにより構成されていた機関。平治の乱は単なる信西・清盛vs信頼・義朝の戦ではない、後白河・二条の天皇親子の対立でもあったとは全くの驚きだった!そして後鳥羽と同母兄・守貞親王の正統争いが後鳥羽による承久の変の背景にあった!鎌倉での摂家・皇族将軍の思いの他の存在感の大きさ。後醍醐天皇の主目的は幕府討幕よりも、大覚寺統の皇位継承を確立させることに有った!南北朝時代と言いながらも、南帝の存在は京都朝廷には微々たる影響でしかないノイズ程度の位置づけ

    0
    2022年09月16日
  • 天皇の歴史1 神話から歴史へ

    Posted by ブクログ

    神話の時代から天武天皇まで。詳細な記述を堪能した。卑弥呼が戦前の皇国史の中でどの位置に同定されていたのか、興味深いところだったが、著者によれば、西暦239年(己未、景初3年)の卑弥呼による朝貢の魏志の記述に合わせるために120年遡って神功皇后の「日本書紀」に神功皇后による朝貢との記述津があること、また「百済記」の記述を合わせていた!明らかに卑弥呼に比定する意図があるとのこと、これは初耳だった。それ以外は説明が無かったが、私としては著者が飯富皇女(顕宗・仁賢天皇の姉?)がシャーマンであり、もしかすると清寧天皇後に女帝に即位していたかも…との記述(P188)から、むしろこの皇女が卑弥呼のイメージに

    0
    2022年08月24日
  • 天皇の歴史3 天皇と摂政・関白

    Posted by ブクログ

    このシリーズは有難い。天皇の存在は古代史において特に重要だが、一方見えにくいところもあるから。個人的には宇多天皇の個性が際立って書かれていて印象的だった。桓武になぞらえるのも新鮮だし、醍醐への忠告も当時の天皇の教えを押さえていて面白い。

    0
    2020年09月06日
  • 天皇の歴史10 天皇と芸能

    Posted by ブクログ

    天皇と和歌との関わりを中心に歴史的に遡って記述している。明治以降の論考がないのと、それ以外の雅楽や舞踊についても、ほかに触れる書物が少ないだけにあればよかったと思う。

    0
    2019年03月12日
  • 天皇の歴史6 江戸時代の天皇

    Posted by ブクログ

    江戸時代の天皇なので儀式についての記述が多く、その点では少々退屈であった。しかしながら、その中でも天皇は制度として一貫して権威を保ち続け、幕末にそれが一気に爆発することとなる。その過程が非常に興味深い。

    0
    2019年02月18日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!