地方公務員として読んで共感できること、参考になることが多かった。
共感出来たこと
・失敗が許されないため過剰なマニュアルをつくる
目的意識が明確になっていないから臨機応変な対応ができず、過剰な予防策を引くのではないかと感じる
・事業の評価があいまい。仕様書を設計し契約を結ぶまでに力をかけるのに
...続きを読む、その後は・・・
参考になったこと
・仕事を分かりやすく見せること
固いイメージのある役所の仕事を市民に分かりやすく伝える努力は必要であると思った。本書にもあったが公務員の仕事をうまく伝えることはできていない。説明責任以前の大前提で市民の方に役所の仕事をアピールするこが相互理解のためにも必要であると感じた。
・長期視点での展開が苦手
目先の窓口対応には過剰に反応。景気の悪化等のじわじわ型のリスク対応が下手と本書には書かれている。課長級が長期計画やプランを作成して長期視点での計画はたてる。どこまで市民が身近に感じられる内容か。また、課長等も異動のため長期視点で計画を管理評価できる人がいない。
現状の組織体制では、係員への発言力が強い、自己主張をもった人がいないと現場レベルでは危機感を抱きにくい。
・公務員という立場にとらわれない
現場感覚、住民視点当たり前のことだか意識したいと思った。関係機関と関わりで過剰に自分が公務員であることを意識してしまっていることも時にあるので気をつけたい。