なんだこれは。
ヘイトや無知無理解無関心と闘う話じゃないか。
これは絶対大人になってから読んだほうが面白い。
でも子供の頃に読んでいて良かった。細かい内容は忘れていたけれど。
残虐なことになりそうな予感をみせつつも、ひどい出来事はおこさせない。
子供向けのモラルを守ったままでも、こわいことは描ける
...続きを読むのか。
子供にひどいことを伝えようとすると、見た目の怖さに気を取られて肝心の中身が伝わらなかったりするから、こういう配慮は大事だ。
拷問ではなく、拷問を発生させる状況の恐ろしさを描くような、配慮と信念のバランスが良い。
そういう部分が「銀の森の少年」と逆で好きだ。
訳がとてもいいけれど後書きの幸せ観には賛成できない。
どうしようイギリスの歴史に手を出したくなってしまった。
関係ないけどイラストこれだっけ?
子供の頃に読んだのはこれじゃないような気がするんだけど。
2010/09/29 再読