自信をつけるためには行動して経験すること、という至ってシンプルなことが言いたかったことだと理解している。正直読まなくてもそんなこと分かるが、自信が持てないけどどうすればいいのだろうか、と悩んでいたから手に取った本ということもあり、行動しろと背中を押された感じはした。
最近感じたことでもあるが、今ま
...続きを読むでの人生はいつも人からの評価が私の道を決めると思い込んでいた。受験とか就活とかも、相手が決めるから、私は自分がうまくやれていたら自分から言わずともそれを他人が汲みとってくれて、私に道を開いてくれるのだと。
ただこの本を読んで思ったのは、充実した人生を送るためには、自分から要求し自分で成功を掴み取る必要があるということだ。私は自分の人生にいつも主体的でいることで、自分に自信がつくような行動が自然とできるようになるのではないかと思った。
また、人前で話すのが苦手である人は、話している自分に目を向けるのではなく、この話を通して伝えたいこと、変えたいことに目を向ける。自分の注意力をチームや会社をどれくらいサポートできたかということに向けることで、無駄なうじうじした気持ちを軽減させられる、ということも勉強になった。
そのほかに、自信を遺伝子に基づいて紐解いていくのもとても興味深かった。nature or nurture ではなく、nature and nurture であるし、脳の可塑性によって、生まれながらに持っている性質もアップデートししていけるということ、それは何歳からでも可能なのだということは、将来に希望を持てたのでよかった。
ただ、色んな話を持ってきすぎて、本全体として間延びしている感じがした。