この『照子ちゃんは恥ずかしがり屋』、地味に私のツボにはまった
茶藤あんこ先生の『照屋くんはほだされない』と同じく、恥ずかしがり屋の個性を持つ少女・土師照子(はじてるこ)がヒロインを恥ずかしがりながら務めている
設定こそ似ているが、やはり、男子と女子だと受ける印象が違ってくる。また、照子ちゃんが結構、
...続きを読む可愛い顔して、メンタルが強くない人間なら確実に致命傷になる毒をちょいちょい吐いてくるってトコも差異を生んでいる
『照屋くんはほだされない』を直球と表現するのであれば、こちらは変化球、しかも、ナックルカーブ系
まず、表紙からしてインパクトがある。恥ずかしがり屋の娘がヒロインなんだな、と察せるデザインなのだが、いざ、読み始めると、予想していたイメージをブチ壊しに来ている
また、照子を筆頭に、登場人物の名前が実に捻りが効いている。沼江先生、よくぞ、こうも個性をピンポイントで突く氏名を思いついたもんだ
照子は恥ずかしがるポイントは独特なのだが、じっくり読んでみると、意外に的を射てたりするのだ。確かに、男子はノーブラだし、水着となれば胸は丸出しだ。いざ実際、それを指摘されると、堂々とできなくなってしまう
ラブコメの要素が、後半にかけて少しだが濃くなっているトコも、個人的には嬉しい。もしかすると、主役は照子だが、ヒロインの座にいるのは椎くんなのやも。彼が、今後、恋愛方面がてんで苦手な照子に、どうアプローチをかけていくのか、期待だ。まぁ、逆に彼の方が照子に押し倒され、乙女っぽさを強めるって可能性も大だが
どの回も照子の予想の斜め下を行く言動に笑ってしまう。個人的に好きなのは、一葉ちゃんの恥ずかしがり方にアブノーマルな扉が開きかけた第11話。ただ、全くと言っていいほど、光雅の、ある意味、女装らしい女装も嫌いじゃ無い
この台詞を引用に選んだのは、確かに、と思ったので。ホント、昨今のファッション用語はややこしくていけない。ズボンはひっくるめてズボンでいい、と思うのは私の頭が古臭いからなのか。ただ、「おパンツ」はねぇな、とは思う、さすがに