作品一覧 2017/04/07更新 記憶の切繪図 試し読み フォロー 数学で何が重要か 試し読み フォロー 数学をいかに教えるか 試し読み フォロー 数学をいかに使うか 試し読み フォロー 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか 試し読み フォロー 中国説話文学とその背景 試し読み フォロー 鳥のように 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 志村五郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか 志村五郎 数学において、二つの分類がある。それは、「はじまりの数学」と「おわりの数学」である。志村五郎さんは完全に「はじまりの数学」が好きであるようである。有限単純群の分類やパンルヴェ方程式の分類やエキゾチック球面の分類などは、それから先が続かない、応用されない、という意味であまりよろしくないようなのである。...続きを読む私のように鑑賞するだけなら、どちらも美しく感じるのだが、現場の数学屋として頑張っている人間から見る風景は、また違ったように見えるのであろう。 蛇足だが、哲学でも、「はじまりの哲学」と「おわりの哲学」がある。前者は永井均・青山拓央路線であり、後者はヘーゲル・ハイデガー路線である。 Posted by ブクログ 数学をいかに使うか 志村五郎 Hermite行列、四元数、楕円関数、Lebesgue積分など、数学科の人間以外はあまり学ばないことや、講義では省略されがちなことを中心に話を展開していく。Riemann積分が可能となる条件のような、あまり細かい議論を証明することに時間を使わず、使える数学を広く知っておくべきだという考えの元に、代数...続きを読む・解析を広く取り扱う。 Posted by ブクログ 数学の好きな人のために ──続・数学をいかに使うか 志村五郎 教科書や大衆向けの数学本では知ることのできない、数学の分野同士のつながりや応用を知ることができる本だと思います。 Posted by ブクログ 記憶の切繪図 志村五郎 志村五郎先生は、世界に通用する数学者。 自分の意思を強く持ち、それを貫く人ではないかと思われる。 名だたる数学者を小人と言い切っている。 実力があるからこそ言えることだと思う。 Posted by ブクログ 数学をいかに教えるか 志村五郎 Wikipediaによると、志村五郎さんは昨年89才でお亡くなりになったとのこと。付録2には何度か闘病生活もされたとのことが書かれていて、なおさら、ショックを隠し切れない。 最初の方はエッセイ風で軽く読めた。後半、数学の内容が専門的になると、読むのに苦労したが、興味深く読めた。ζ関数についても書か...続きを読むれていた。 数学は自由にやっていくものであるというメッセージが印象に残った。誰かに言われてするものでもないし、今の流行にあわせてするものでもないことである。 Posted by ブクログ 志村五郎のレビューをもっと見る