ユーザーレビュー 三幕の殺人 アガサ・クリスティー / 長野きよみ パーティの最中に起こった不審死。数ヶ月後、同じ状況で第二の不審死が起こる。協力して犯人探しにあたるパーティ出席者だった男女三人組。ポアロは彼らの指南役に回るが最後はやっぱり持っていく^_^ Posted by ブクログ 三幕の殺人 アガサ・クリスティー / 長野きよみ うひゃあ 最後の一言に、二つの意味でぞっとします。 その理由は読んでみてのお楽しみということで。 それにしても今回も見事に騙されました。 きっと私は、良い読者です。 A 三幕の殺人 アガサ・クリスティー / 長野きよみ 初めて犯人の予想があたった! タイトルとチャールズ卿の性格でなんとなくこの人の話なんだろうなって それでも執事の件はぜんぜん思いつかなかったのですごいびっくりした 今まで読んだ中でもかなり面白かった でもチャールズ卿を疑ってなかったらなんでポアロが出てこないんだろうってイライラしたかもしれない ...続きを読む エッグのことも好きな演技をしてるだけだろうと思ってたのに違った サタスウェイトさんの見る目を疑ってはいけなかった Posted by ブクログ 三幕の殺人 アガサ・クリスティー / 長野きよみ ポアロもの。冒頭のキャスト紹介からワクワクさせるような内容。 ポアロが中心に謎を追ってゆくという形式でないのは、珍しいですが、 真相は・・・! 毎回気持ちよく騙されてパタンと本を閉じた時の「はぁ~」 クリスティファンにまた一歩近づいてしまった。 順不同ですが。 Posted by ブクログ 三幕の殺人 アガサ・クリスティー / 長野きよみ 三幕の殺人 クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。再読。 ※古い作品の為、重要な要素のネタバレあり。 この作品について、大まかな部分は忘れていたが、改めてクリスティ作品を読んでいるこの機会に必ず手に取ろうと決めていた作品だ。この作品は特殊で、僕自身、過去に評価自体は高くなかったのだが、犯...続きを読む人と動機と「最後の一行」は鮮烈に覚えていた為だ。第一の殺人にて老牧師が殺害されるが、牧師は過去から現在に至るまで誰かに恨まれた事はなく、彼が死んで徳をする人もいない。何か秘密を隠している様な事もない。だからといって全く無差別な殺人では次に同じ方法で殺害された医師との関連が無くなってしまう。クリスティ作品では殺害に必ず意味がある為、この動機こそ最大の魅力なわけであるが、まさかリハーサルとは!!余りの衝撃に当時も興奮した事を覚えている。 また、第三の殺人の動機も特殊であり、被害者が何も知らない事を知られない為に殺害する、一種の口封じだが、残虐極まりない動機だ。一連の流れがリハーサル、本番、エピローグと一連になっている事も、タイトルの三幕に由来していることもかなりの完成度だと関心してしまう。 特に現代ミステリーでは、殺人をすればする程証拠やミスが見つかりやすい為、連続殺人という事自体少ないし、あった場合も動機は「気づかれた結果」である事が多い。しかしクリスティ時代のミステリーでは連続殺人も多く、トリックや動機に思考を凝らしているものが多く、魅力の一つである。 ある意味エッグ嬢には同情するが、クリスティは登場人物を幸せにすれ事が多い。今回の事件ではポアロ以外にも犯人に気付いている登場人物もあり、スリリングに思う。 いくつかおしい点といえば、結局は警察は余す事なく犯人に情報提供していた形になり、非常に残念に映ったしまった部分と、チャールズが捜査している部分の描写に後から読めば恐ろしい様な仕掛けがあれば更にシリアスな展開で面白くなった様に感じた。ポアロが誰に呼ばれてパーティに来ていたかはわからないが、チャールズとしてはできる限り嫌疑はかからない様にしたいはずではと思いつつ、みくびられた可能性は高いが。 そして最後の一言。ポアロの醍醐味が存分に詰まっている。おそらくポアロシリーズでもっとも記憶深いセリフであり、彼の嘆きに賛同せざるを得ない一言だ。 初見の時はもっと低評価だったが、再読したら物凄く面白かった。 Posted by ブクログ 長野きよみのレビューをもっと見る