作品一覧

  • 刑事たちの四十八時間
    4.0
    1巻1,324円 (税込)
    不気味なわらべ歌が残る英国中西部の炭鉱の村で、夫婦と幼児が突如失踪した。ロンドン警視庁のディ警部補とハマースミス巡査部長が捜索に派遣されたが、与えられたのはわずか二日間。採掘による坑道のため沈みつづけ、やがて滅びゆく運命にある村を襲う春の吹雪。原因不明の奇病が蔓延し、不気味な目玉が発見される中、正義を固く信じるディ警部補、我が身の危険を顧みないハマースミス巡査部長、愁いを帯びた法医学検査官キングスリーの苦闘が始まる……。迷信と因習に満ちた村の犯罪の闇と、刑事たちの光がせめぎ合う、ノンストップ警察小説。シリーズ第2弾!
  • 刑事たちの三日間 上
    3.3
    1~2巻968円 (税込)
    1889年、切り裂きジャックの恐怖がいまだ残るヴィクトリア朝ロンドン。地に落ちた警察への信頼を回復するため、警視総監サー・エドワードは、ロンドン警視庁(スコツトランド・ヤード)に殺人捜査課を創設する。だが、刑事の数はわずか12人。日々捜査に忙殺される中、あろうことか仲間のひとりが無残な死体となって発見される。新米刑事のディは、警視総監からこの事件の捜査を命じられるが――。巨大都市にはびこる犯罪の闇、正義を信じてそれに立ち向かう刑事の光。斬新なスタイルで刑事たちの三日間を描く、鮮烈なデビュー作。バリー賞、〈ストランド・マガジン〉批評家賞ノミネート。
  • 刑事たちの四十八時間

    Posted by ブクログ

    後半から、グイグイ引き込まれて一気に読んだ!寝る前に読むと、寝不足になります(笑)前作の刑事たちの三日間を読んでなくても、話は繋がってないので楽しめます。私がそうなので。にしても、ハマースミスくんは頑張り過ぎ!でもそのキャラが良いなぁ(笑)

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    2014年09月25日
  • 刑事たちの三日間 下

    Posted by ブクログ

    緊迫の三日間、後半です。
    殺人捜査のやりかたもまだまだ確立していない時代。
    事件に立ち向かう警官達の泥臭い奮闘を描きます。

    髭を生やした男がつぎつぎに殺される、ホームズの事件の表題になりそうな事件があったり。
    時代の暗闇は濃厚です。
    警察署の前の路上にいる浮浪者ダンスマンも捜査に関係し、ディ警部はダンスマンの身の振り方を考えてやります。

    登場人物が個性的で、その濃さは同じような比重で描かれます。
    犯人の視点からの描写もあり、途中から犯人はわかってしまいますが。
    動機が20世紀後半の連続殺人とは違い、貧しさや解決不能な絶望が背景に。

    行方不明になった幼い子供を捜し続けた親のもとへ、子供が帰

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    2014年06月09日
  • 刑事たちの三日間 下

    Posted by ブクログ

    下巻まで一気に読ませる力は持っている。
    犯人の描写が徐々に具体的になり、黎明期の刑事達の操作はその当時なりの雑さがありもどかしいくらいではあるが、最後には主人公達に迫る危機もありつつ、時代ミステリなりの展開。

    0
    2015年08月11日
  • 刑事たちの三日間 上

    Posted by ブクログ

    19世紀末のロンドンを舞台に、警官達の奮闘を描きます。
    時代色たっぷりで面白く読めました。

    1889年、切り裂きジャックの事件がどうやら迷宮入りに終わり、街には恐怖が漂っている時期。
    警察の権威は地に落ちています。
    とはいえ、そもそも警察官の数は少なく、殺人課は発足したばかり。増え続ける犯罪に対して、12人しかいない刑事の負担が増える一方という過酷な状況なのでした。

    ウォルター・ディ警部補は抜擢されて殺人捜査課へ赴任してきます。
    犯罪が少ない田舎町から越してきて、若い妻クレアも慣れないロンドン暮らしに。
    クレアは良家の出で、本来は高嶺の花。ディのほかにない人柄を見抜いて結婚したのです。

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    2014年06月13日
  • 刑事たちの三日間 上

    Posted by ブクログ

    1889年のロンドン。事件を解決するため奔走する警察官の人物像、
    時代背景、街の様子が丁寧に描かれている。
    意識してスピード感が出過ぎるのを抑えている気がする。
    ストーリー展開が自然で無理が無い。

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    2013年10月02日

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