アレックス・グレシアンの作品一覧
「アレックス・グレシアン」の「刑事たちの三日間」「刑事たちの四十八時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アレックス・グレシアン」の「刑事たちの三日間」「刑事たちの四十八時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
緊迫の三日間、後半です。
殺人捜査のやりかたもまだまだ確立していない時代。
事件に立ち向かう警官達の泥臭い奮闘を描きます。
髭を生やした男がつぎつぎに殺される、ホームズの事件の表題になりそうな事件があったり。
時代の暗闇は濃厚です。
警察署の前の路上にいる浮浪者ダンスマンも捜査に関係し、ディ警部はダンスマンの身の振り方を考えてやります。
登場人物が個性的で、その濃さは同じような比重で描かれます。
犯人の視点からの描写もあり、途中から犯人はわかってしまいますが。
動機が20世紀後半の連続殺人とは違い、貧しさや解決不能な絶望が背景に。
行方不明になった幼い子供を捜し続けた親のもとへ、子供が帰
Posted by ブクログ
19世紀末のロンドンを舞台に、警官達の奮闘を描きます。
時代色たっぷりで面白く読めました。
1889年、切り裂きジャックの事件がどうやら迷宮入りに終わり、街には恐怖が漂っている時期。
警察の権威は地に落ちています。
とはいえ、そもそも警察官の数は少なく、殺人課は発足したばかり。増え続ける犯罪に対して、12人しかいない刑事の負担が増える一方という過酷な状況なのでした。
ウォルター・ディ警部補は抜擢されて殺人捜査課へ赴任してきます。
犯罪が少ない田舎町から越してきて、若い妻クレアも慣れないロンドン暮らしに。
クレアは良家の出で、本来は高嶺の花。ディのほかにない人柄を見抜いて結婚したのです。