もう最終巻…もっとゆっくり眺めていたかった作品でした…。
以下、ネタバレと色々な思い込みが混じった感想です。
なかなか思いをぶつけ合わない二人にヤキモキしながら思ったこと、それは「完璧な人に恋をすることの難しさ」でした。
ヒロインのAI少女のいちこちゃんは、
見た目は本当に可愛いし、心も優しいし
...続きを読む、おまけに家事までやってくれて、更に自分の食の好みまで理解してくれていてと、
こんな子がずっと近くにいたら、好きにならない男の子なんていないよね、という感じの、
ちょっとドジも時々やるところまで含めて完璧すぎる女の子。
それはもう、ロボットだから好きになってはいけないとか、そんな次元の存在では無くなってしまっていたと思います。
そしてだからこそ、ファミレスで偶然にも聞いてしまった「その人(主人公の)ことだけは好きにならないようにプログラムされているの」という、いちこの咄嗟の嘘に、別れるその日まで縛り続けられてしまうことになってしまったのかなと思いました。
だって、それくらいの制約がないと、恋する相手としては、いちこはあまりにもが完璧過ぎてアンバランス。
誰もが好きになって当然の存在を好きになる。それがかえって、その恋を造り物のように思えてしまう感覚にしてしまう。
そんな時に、このいちこちゃんの言葉。ああ、そういうことなのか、と納得してしまったということなのかなと。
別れ際にようやく両思いであったことを告げ合うことができた二人。
この二人の恋をホンモノ足らしめる為には、もう一つの奇跡を必要としていた。すごく駆け足でしたが、悪くない終わり方ではあったかなと思います。
でも~
もっといっぱい日常パートとか学校行事イベントとかサブキャラ同士の絡み合いとか沢山見たかった〜!
いちこと愛ちゃんの絡みももっと見たかったし、ネオの初恋の話ももっと見たかった〜!
終わらせるの早すぎ!
そこが残念なので星4!と思ったけど、次作への期待も込めて星5で!
楽しみにしてます!