イザベル・オークショットの作品一覧

「イザベル・オークショット」の「ファーマゲドン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト
    3.6
    1巻2,200円 (税込)
    まるで工場のような家畜飼育、養殖、穀類・豆の単一栽培……。 一見すると、安価な食料を効率的に大量生産する素晴らしい手段のように見える。 しかし、現実はまったく逆だ。現代的集約農業は、公害をまき散らし、生態系を乱し、貧困層を拡大する。 その先に待ち構えているのは、ファーマゲドン(農業がもたらすハルマゲドン)だ。 本書では、食料供給よりも利益を優先したために生じた、思いがけない結果について探っていく。国民に食料を供給するためよかれと思って始められたことが、なぜこれほど間違った方向に進んてしまったのか。
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

    Posted by ブクログ

    脳死状態にした鶏を透明のパックに入れて吊り下げ、チューブに
    よって栄養を送り込み成長させる。この鶏には羽もない。

    「どうせ食肉として殺されるのだから、生きるのには最低限の能力
    だけあればいいだろう」との発想から生まれたようだ。

    効率よく食肉を生産する方法として提案された未来型養鶏工場(?)
    の画像を目にしたのは数年前だ。気持ちのいいものではなかった。

    これはあくまで提案の域を出ていないようだが、そう遠くはない将来、
    現実になるのではないかと思われる。

    食肉、魚、野菜、果物、乳製品。私たちが口にする食べ物は、一体
    どのように育てられているのだろうか。産地や加工地のことは

    0
    2019年02月16日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

    Posted by ブクログ

     先日、P・リンベリー 氏らによる「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」を読み終えました。
     レイチェル・カーソンの『沈黙の春』は、以前から読んでおこうと思っていた本なのですが、そちらより先に本書を手にとってみました。
     今、世界的に拡大している「農業・畜産・漁業の工業化」がもたらす地球規模の影響について、著者たちのリアリティ溢れる警鐘が興味を惹きます。先に読んだ「里山資本主義」で著者の藻谷浩介氏が抱いている問題意識とシンクロして、危機の切迫感や対応の緊急性・必要性等、強く印象付けられました。

    0
    2015年06月13日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

    Posted by ブクログ

    工場のような家畜飼育

    ファーム 農業 がもたらすハルマゲドン

    食料植民地主義

    バタリーケージ、クレート、ソウ・ストール

    ブロイラー用のケージ、A4用紙1枚
    子牛用の狭い檻、やわらかく白い子牛肉、
    妊娠した雌豚用の狭い檻

    0
    2015年03月25日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

    Posted by ブクログ

    農業や食べ物に関心のある方は一読しておいた方が良いでしょう。世界中で食用に飼育されている家畜の凄まじい現状のレポート。もはや飼育ではなく工業的に生産されていると言った方が、残酷だが正しい表現。鶏に与えられたスペースはA4一枚程度、豚や牛に至っては一頭分以下(つまりほぼ重なり合っている)。その理由は場所の有効活用と”動物が動くとエネルギーを消費し、無駄だから”。これを支える飼料は世界中の飢餓を補って余りある量の穀物。先進国の一部の人間が肉を食べるために、途上国のコーンや大豆やイワシが牛豚鶏の餌になっている。また、工場から出る廃棄物、病気予防や成長促進のための薬物などは深刻な環境汚染をおこしている

    0
    2015年12月07日
  • ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

    Posted by ブクログ

    今日のフードシステムの本質に迫る。工場のような家畜飼育、大規模単一栽培。環境負荷が高く健康を損ない、貧困層を拡大する。世界の穀物の1/3が家畜の餌となり、先進国では食べ物の半分がムダに捨てられている状況こそ変えるべき。

    『スーパーサイズ・ミー』『ブルーゴールド』『フード・インク』を更に500ページ近くかけてしっかり網羅的に記述。未来への処方箋が明確なのが救い。

    0
    2015年06月14日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!