ユーザーレビュー 生きられる孤独 芹沢俊介 / 須永和宏 ピンポイントで自分の興味関心が文字になっていたから、読んでいてわくわくした。 ひきこもりや若者の起こす犯罪について、結果から考察するのではなく、若者の気持ちを汲み取り、原因を探究していく姿勢に好感を持ちました。 芹沢さんが「見られている不安」と「見られていない不安」の2つの不安に「孤独」を結びつけ...続きを読むて、「便所飯」を語っている13章が特に良かったです。 個人主義がすすみ人間関係の希薄化が叫ばれる一方で、情報化社会にいる私たちは、たえまなく他者の目にさらされています。こういった社会の変容を踏まえて「孤独」について考えていくことで、卒論の参考にしていきたいです。 芹沢さんの『存在論的ひきこもり論』を読んでおくと、言葉の理解がしやすいと思います。 Posted by ブクログ 須永和宏のレビューをもっと見る