作品一覧

  • マハン海上権力論集
    4.2
    1巻990円 (税込)
    国家の繁栄には貿易の拡大を必要とし、それにはシーレーン確保や海軍力増強が重要となる――。近代海軍の父・マハンの海上権力理論は、秋山真之をはじめとする旧日本海軍のみならず、同時代の列強、そして現代に到るまで諸国家の戦略に多大な影響を与えている。海の可能性が注目される今、大きな示唆を秘めた海洋戦略論を、代表作を通して紹介する。(講談社学術文庫)
  • マハン海上権力論集

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    ものすごい本だった…
    表現が難解で、時折理解が追いつかないんだけど、言わんとしていることはぼんやり見てて、書いた時期を振り返ってはぞっとする。

    そして中国もこれを読みこんでいるということ。
    それを踏まえると、今の動きの意図が見えてくる。
    日本はこのままだとまずい気がする…。

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    2015年07月13日
  • マハン海上権力論集

    Posted by ブクログ

    抄訳部分を読んでから序文に戻るのがいいかもしれない。マハンの論はかなり好戦的で「やられる前にやれ」「攻撃こそが最大の防御」と言わんばかりである。私は日本人なので台頭する日中に対する警戒心のこもったマハンの視点はなんとなく新鮮に映った。これまで「民衆⇔権力⇔戦争」の三者間に対する知識は蓄えてきたと思うけれど『権力⇔権力』の関係性にはいまいち関心が薄かったのだなと反省。中世までの戦史と地政学についてもっと勉強したいなと思った。当時の日本人の知への貪欲さを見習いたいが、捉われて現実を見失うことないようにしたい。

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    2017年02月19日
  • マハン海上権力論集

    Posted by ブクログ

    マハンの理論が日本に与えた影響や、海上権力を握るのに重要な箇所を分かりやすく訳しているので、マハンの入門に良い本です。西洋の海軍史を複雑に記す事の多いマハンの文章を、日本人向けに分かりやすく抄訳しているのは、講談社学術文庫のなせる技だと思います。

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    2012年12月02日
  • マハン海上権力論集

    Posted by ブクログ

    近現代の国家戦略における古典的な名著の抜粋版として、購入。
    このような古典にありがちな、現代に置換えて理解する作業は、論文本文には当然必要であり、サクッとは読めない。
    但し、序説に解説が詳しく著述されており、その部分だけを読むこととし買う価値あり。
    当時のアメリカ合衆国の利益追求の為に軍人である著者の論文であるが、著述が、現代のアメリカ合衆国にも影響しているのが確実と思われるのは、1隻何千億円もする豪華な原子力空母を世界一保有している現代のアメリカ合衆国を理解に通ずる古典でありかつ名著。
    もしかするとアメリカ合衆国の外交政策にとっての聖書・経典なのかも知れない。

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    2011年04月26日
  • マハン海上権力論集

    Posted by ブクログ

    マハンは近代海軍戦略の基礎を築いた戦略論の古典的泰斗で、彼の著作や論文は現代でも国家戦略、軍事戦略を考える上で決して外せない必読の書である。そのマハンの代表的な論文をいくつか取り上げ、紹介している本書は危機的な状況を迎えつつある日本の外交戦略を再考する上で、まず手にして欲しい重要な文献である。

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    2010年12月19日

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