作品一覧 2023/12/19更新 粘菌 その驚くべき知性 試し読み フォロー ヤマケイ文庫 考える粘菌 生物の知の根源を探る 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 中垣俊之の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 粘菌 その驚くべき知性 中垣俊之 粘菌にどうやって迷路を解かせたのか分かった。 粘菌恐るべし! 知性とは何か?意識は? 考えさせられました。 Posted by ブクログ 粘菌 その驚くべき知性 中垣俊之 イグ・ノーベル賞を受賞した粘菌研究者による本。 内容非常にわかりやすく書かれており、粘菌の魅力が伝わってくる。 研究自体は非常にしっかりしたもので、知性とは何かというものを考えさせてくれる。 生物も化学反応の塊にすぎないということが良く意識でき、生物以外の研究者にも身近に感じられる内容であった。 ...続きを読む こういう科学書は読んでいて非常に楽しくお勧め Posted by ブクログ 粘菌 その驚くべき知性 中垣俊之 単細胞生物である粘菌が、あたかも「考えて」いるように振舞うのがおもしろい。迷路を解くという部分がクローズアップされることが多いが、個人的には刺激を周期的に与えたときに、その刺激の周期を記憶することが興味深かった。 また、粘菌の振る舞いの裏側にある決まりごとを仮定してシミュレーションモデルで実証するの...続きを読むも面白かった。迷路の解法も単純な法則を適用することで得られる。シミュレーションモデルを構築する際のアイデアも非常に参考になる。得られた解法をJRのネットワークの効率性の面で検討してみたり、カーナビの経路検索に用いたりと、応用の方法もユニークだと感じた。 PCの演算などで主に用いられている集中管理方式に対する、生物の持つ一般的な性質である自律分散方式のシステムはこれからもっと脚光をあびるだろうが、生物の振る舞いから仮設を立ててシミュレーションで実証するというのは、一般的なアプローチになるのだろうと思った。 Posted by ブクログ 粘菌 その驚くべき知性 中垣俊之 2010年のイグ・ノーベル賞を受賞した研究者本人による、最新の粘菌研究に関する新書。粘菌研究と言っても、生態学的な領域に止まるものではなく、粘菌の細胞のダイナミクスをシミュレーションモデルに落とし込み、簡単な原理から複雑な情報処理能力が導かれることを明らかにしている点が、非常に興味深い。そして何より...続きを読む、著者の粘菌愛がすさまじい。 Posted by ブクログ 粘菌 その驚くべき知性 中垣俊之 粘菌の知性を紹介する過程で、組合せ最適化、ネットワーク、動的最適化、認識論、複雑系の適応現象、創発現象、自己組織化など色々な示唆がされていて非常に興味深く読める。 Posted by ブクログ 中垣俊之のレビューをもっと見る