【ネタバレ有り】
「サバイバーズ・クラブ」五作目。
ベリック伯爵ラルフ・ストックウッドと準男爵の娘クロエ・ミュアヘッドの話。
ヒューゴ、ヴィンセント、ベネディクト、フラヴィアンに続いて
今回はラルフがヒーロー。
彼は伯爵と書かれていましたが、実は儀礼的称号でして、
公爵の跡継ぎ孫でした。
やは
...続きを読むり「サバイバーズ・クラブ」のメンバーなだけあって
彼にも深いトラウマがあります。
そしてヒロインにも。
彼女は複数の事情により、社交界から逃げ出し、
実家からも出て、亡き祖母の親友である公爵夫人を頼ります。
その公爵夫人の孫息子が、ヒーロー・ラルフです。
バログらしい経緯で結婚するふたり。
ちょっぴりハクスタブルの一作目を思い出しました。
しかも(ネタバレ有りなので敢えて書きます)
p.309以降に、リンゲイト子爵未亡人も登場。
スタンブルック公爵(ジョージ)と亡きリンゲイト子爵が親しくしていたそうです。
今回もビューカッスル公爵が美味しいところを持って行くし
(フライヤがいなかったのは残念だけど)
或る場面で涙腺が緩むし
やっぱりバログのお話、好きだわ。
次はイモジェンの話らしいです。
彼女、一筋縄ではいかなそうだから尚更楽しみ。
あとはベドウィンズが再開されればなんだけど……。