作品一覧

  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    名門P&Gの最高研究スタッフでも歯が立たなかった超難問を解いたのは、名もない科学者たちの寄せ集めだった。多様な人間集団がときに恩恵をもたらし、ときに害悪をもたらすのはなぜか? 複雑系研究の俊英が「多様性」の謎に挑んだ注目作。 「多様性研究のランドマークになる名著」――『まぐれ』の著者タレブ氏も激賞!
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

    Posted by ブクログ

    人々の思考の「モデル」の違いを、ヒューリスティック(≒観点)等の概念を使って説明し、なぜ多様なモデルは、ベターな解答を生むのかを数学モデルを使って示した。著者はミシガン大学の政治学教授。多様性が「集合知」となり良い結果を生む場合と、「衆愚」となり悪い結果となる場合の条件についても述べているが、その条件の1つに「微積分を知っている人が微分係数を計算できる」というイシューについての一定の「賢さ」を挙げている。しかし、何をもって賢いとするかについては示唆がなく曖昧性が残る。また、多様性には、コミュニケーションの難易度を増す、対立を増すともしており、「多様性の正味の恩恵=多様なツールの恩恵の合計ー多様

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    2013年02月23日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    多様性がいかに集団に恩恵をもたらすかを論理的に解説している。比喩とかが日本向けでなくてわかりづらいけど、めちゃくちゃ勉強になる一冊でした。

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    2013年02月05日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

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    人は自然に予測しながら行動する動物である。その判断は潜在的に頭の中で計算されている数式上の確率論に基づく。人間の観点や視点を平坦な言葉で表現している。

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    2009年10月04日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろいが、けっこう難しい問題と説明で読むのがたいへん。私を含む一般読者にはけっこう負担。ふつうむずかしいところは読み飛ばしてしまうだろう。それでいいとは思うが。

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    2022年05月02日
  • 「多様な意見」はなぜ正しいのか 衆愚が集合知に変わるとき

    Posted by ブクログ

    本書はミシガン大学の経済学者スコット・ペイジによる、集合知における「多様性」の効果を定量的に論じた本である。

    集団における最適化問題、予測問題、選好制約の解消問題について、多様性の効果を定量的に分析している。前者2つでは多様性がパフォーマンスの向上に結びつくのに対し、後者では多様性が選好関係を複雑にし、全員が満足する結果は得られないことを述べている。

    おそらく著者の貢献は最初の最適化問題への適用であり、残り2つは既存の研究結果の説明であると思われる。

    文章は読みやすいがわかりやすくしようとしてやや冗長である。理系の読者は、本書で紹介されている著者の論文を直接読んだほうがよいかもしれない。

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    2014年05月26日

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