ウルズラ・ポツナンスキの作品一覧

「ウルズラ・ポツナンスキ」の「古城ゲーム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 古城ゲーム
    3.5
    1巻1,324円 (税込)
    医学生のバスチアンは、14世紀の暮らしを疑似体験するサエクルムというゲームに参加するため、オーストリアの人里離れた森に到着した。そこでは携帯電話、懐中電灯、消毒薬などゲームの時代になかった物の持ち込みが禁止され、5日間架空の騎士や魔女になりきる。だが参加者がひとり、またひとりと謎の失踪を遂げ、主催者の携帯電話もなくなり外部と通信不能になってしまう。さらに嵐を避けて逃げ込んだ洞に閉じこめられ、奥に大量の白骨死体を発見。想定外の出来事は何者かの仕業なのか? ウィーン出身の実力派作家が贈る圧巻のサスペンス!
  • 古城ゲーム

    Posted by ブクログ

    久しぶりに一気読み。クローズドサークルもの、大好きな割に拍子抜けしちゃう作品が多いんだけど、これは満足できる一冊でした。
    面白かったポイントを書こうとするとネタバレになりそうで難しいんだけど、中世のロールプレイングゲームサークルでコスチュームプレイをするという設定が新鮮だったし、無理のないクローズドな状況ですぐに物語に入り込めました。
    中世の知識がほとんどなく、登場人物がどんな衣装だったのか想像できなかったのが残念。もしもの話だけど映像化したら見てみたいな。

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    2016年05月14日
  • 古城ゲーム

    Posted by ブクログ

    古城ゲームというタイトルを見て、勝手に城の中で何かの探索でもするのかというイメージを作っていました。でも内容は、とある森の中で、中世の時代にしかなかった物だけを使って、数日間を過ごすというゲームに参加したグループの話。謎の失踪や更に病気にや怪我人の発生と、次々に襲いかかる災いに追い詰められていく参加者たちの様子がリアル。極限に追い詰められていく中で、他人を犠牲にして自分を助けるか、そうでないのか、人間の行動って自分勝手だなぁ、自分だったらどうするかなぁと思いました。終盤は一応ミステリー仕立て。なんとなく予測はついたものの、それなりに楽しめました。

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    2022年03月13日
  • 古城ゲーム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中世の時代にはなかったもの、携帯電話パソコン
    抗生物質等々は持ち込み禁止、服装から食事まですべて中世にあったものだけで、森の中で過ごす。そんなゲームに誘われた主人公だが、次々に仲間が失踪…それはかつての城主の呪いなのか?しかし、終盤あっと驚く展開。仲間を巻き込んだ誘拐の大芝居、そして瞼の母ならぬ兄ちゃん登場。主人公のビルドゥングスロマンと言えば聞こえは良いが、父親との関係や腹違いの兄との交流にすんなり溶け込めない私。
    サスペンスに名を借りたヤングアダルト青春小説だったとは。東京創元もこの頃こんなfaintするから油断できない!

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    2016年07月05日
  • 古城ゲーム

    Posted by ブクログ

    あらすじとタイトルで期待してた印象では、もうちょっと重厚なホラーテイストか、もしくはクリスティみたいなサスペンス、もしくはコンゲーム的なのを期待していたんだけど、読んでみたらとてもライトな雰囲気の作品でした。映画的というか、海外ドラマ的というか、洋ゲー的というか、洋書のヤングアダルト系の棚に並びそうな雰囲気の作品ノリでした。まぁ、要はこてこてのミステリというよりエンタメ小説でしたね、ということで。

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    2016年05月23日

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