相手の潜在意識が決める「何となく」を意識的に誘導する手法を説いた『催眠誘導』。
コールドリーディングについて石井 裕之氏の本を読み始めたのだけども、この本は、読み取るだけではなくて、相手を誘導するための技術が紹介されている。
催眠術というと、怪しい感じがするけども、潜在的にこういったテクニックが身
...続きを読むに付いている人は多いのだと思う。
この本も、同著者の他本と同じく、他者とより良いコミュニケーションのため、そして、騙されないために活用できると思う。
内容としては、恋愛についてや大人のアレやコレや××なことについて多く語られているので、興味を持って読みやすい。
催眠誘導に関して、ご本人は、エリクソンの流れを汲んでいるとのこと。
なんとなく推察できると思うけども、本の構成としても、読者が催眠誘導されるものになっている。
これも売れている本らしい。
本文では、キャパスのPタイプ/Eタイプを用いて説明されているのだけども、この文庫版あとがきにはWEタイプ/MEタイプが解説してある。
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【内容(「BOOK」データベースより】
「何となく」の印象で人の行動は決まっていく。見かけはそれほどでもないのに、「何となく」女性が惹きつけられる男性。とくに美人でもないのに、異性からも同性からも「何となく」愛され、信頼される女性。彼らとあなたの決定的な違いは何だろう?理想の人間関係をつくる、「潜在意識」によるコミュニケーション・テクニック。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
石井/裕之
1963年、東京生まれ。セラピスト。催眠療法の施療経験をベースにした独自のセミナーを指導。企業からの講演依頼も多数
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【目次】
第1章 人間関係の秘密―潜在意識と催眠
・私たちは日々、心を「操作」されている
・コミュニケーションの達人は、意識にではなく潜在意識に語りかける
ほか
第2章 あの人の心をオープンに―ラポール
・ラポール―意識ではわからない、深いレベルでの結びつき
・観察が下手な人は、コミュニケーションもうまくいかない
ほか
第3章 相手を意のままに動かす―潜在意識の誘導法
・テクニックだけでは潜在意識を自由にできない
・必殺のコミュニケーション・テクニック
ほか
第4章 関係に変化が生じたとき―アソシエーション
・人間同士の関係は、長距離ドライブに似ている
・固定観念は、ラポール再形成の大敵
ほか
第5章 結果が出せる、やってみよう―モチベーション
・自信がない―ノミナライゼーションの落とし穴
・「元気なふり」を演じるだけで、元気になってしまう
・踏み出す、最後の一歩
・自分をとことん騙せ!
文庫版のための追記 「最後のメッセージ」を伝える
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