作品一覧

  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す
    3.7
    1巻1,210円 (税込)
    西欧や中国など特定の地域に偏った歴史では、人類史の筋は見えてこない。日本の歴史も世界の動きに取り込み、普遍的な視点でとらえようと試みることで、教科書や全集ではつかむことのできなかった世界史の全体像が浮かび上がる。生産力発展の過程と生存・自由・平等を求める人々の努力で形作られた人類史を辿り、現代世界の課題を見つめ直す好著。(講談社学術文庫)
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す

    Posted by ブクログ

    文庫一冊で世界史総覧
    古代帝国、封建制、大戦後の現代についておおよそ各三分の一ずつ配分
    「現代」二十世紀の歴史である欧米資本主義と社会主義の対抗から
    世界の警察と地域紛争の「現在」にかけて
    どのように世界史を俯瞰するかが
    現代以降について多く割合さかれているように重要視され
    そのもとで全体がうまくまとめられた一冊
    なかでも世界史に対して日本史(というより「自国史」というべきか)を
    どのようにそれぞれの歴史立場でとらえるかはますます大切だと思う
    国家や民族や宗教や文化が企業の産業に覆われる未来がいつかくるのか
    そうでなければどうなのか

    0
    2018年11月12日
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す

    Posted by ブクログ

     地球の誕生から始まり、古代から現代までの人類史が簡潔にまとめられています。
     本書が特徴的だと思うのは、地域ごとの歴史を独立的に論じるのではなく、地域間の歴史のつながりを意識しているところかなと思います。そうすると、読む側にとってみても、地域間相互のつながりがわかるし、歴史が楽しく読めると思うわけであります。

    0
    2014年02月16日
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す

    Posted by ブクログ

    コンパクトな分量で世界史の全体像を概観している本です。

    巻末の「補論」で著者は、世界史の全体像をえがき出す方法として、「学習指導要領型」世界史、「社会発展史型」世界史、「多元的」世界史という三つのタイプをあげています。第三のタイプの「多元的」世界史は、西洋史の研究者である上原専禄の考えにもとづいて「どうしてわれわれは世界史をやりたいと思うのか、どうして世界の全体を知りたがるのか、知ってどうするのか」という問題意識をつねにもちながら、「あらゆる国民がぶつかっていく問題を、世界史的な問題として自覚し、世界史的意味をその中にさぐりうる、そういう態度や力を養ってゆく」ことをめざすと説明されています。

    0
    2024年05月23日
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す

    Posted by ブクログ

    教養として、いい加減大枠くらいは世界史を知っておくべきだと思って読んでみた。
    タイトル通り、世界史「再」入門だから、ちゃんと入門したことのなかった自分には合わなかった。
    というのは半分冗談で、遅々として進まなかったのは、そもそもあんまり世界史に興味を持てないからかもしれない。
    あと、国名がたくさん出てくると、それがどこに位置しているのかが分からないとイメージが膨らまなくて、でも一々調べる気力もなく、地図もほとんど載ってないし、あまり頭に入って来なかった。
    中身も、裏表紙とかを読んで想像していたよりも事実の列挙に近くて、星2つくらいの印象。
    ただ、最後の最後に論文のような体裁で載せられていた補論

    0
    2015年09月11日
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人類誕生から21世紀初めまでの世界史を簡潔に記した本。日本を始めとしたアジア諸国やアフリカ、中南米など、世界史の教科書では記述が少ない地域の歴史に多めにページが割かれていて、楽しく読むことができた。

    0
    2011年06月19日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!