読んでいる間の臨場感と読み終わった後の余韻を、ぜひ色んな人に味わってほしいので、あえて中身には触れず私の感想だけ書きたいと思います。
ステファニー・メイヤーさんの作品に初めて出会った8年前からずっと、彼女の作品のファンで、トワイライトシリーズ、ホストシリーズの小説と映画を経て、この度「ケミスト」に
...続きを読む出会いました。
彼女の今までの作品とは違うタイプのSFで、出てくる人物もみな普通の人間(とは言えないが一応ホモサピエンス)。初めは主人公の状況を理解するのが難しく、いつもに比べてなかなか読むスピードが上がりませんでした。けれど、これが彼女の話の凄いところと言いますか、進むにつれ魅力的なストーリーが次々展開していき、気づかない内に小説の世界に惹き込まれていました。そして、いつものごとくあっという間に読み終わってしまいました。ここまでの話を書けるなんて、本当に天才だと思います。そして、原文の緊迫感と臨場感とロマンスをそのまま伝えてくれた訳者さん、さすがです。