読書というのは常々、コスパの高い投資と思うが、本書はまさにそれ。
Googleのプロダクトや人の採用(スマート・クリエイティブ)を重視している姿勢をよく学べたと思う。
新しいことのチャレンジも、連戦連勝ではないこともよく理解できた。
webの世界は、物理的なモノがない、というか見えにくいので、プロダ
...続きを読むクトという概念があまり自分にはなかったが、実際にはかず多くのプロダクトがあることも学べました。
読んで損はないどころか、得るものばかりでした。
ユーザを中心に考える。
企業の成功に最も重要な要素はプロダクトの優位性。
失敗するコストが大幅に低下、成功やプロダクトの優位性を支えるのはスピード。
スマートクリエイティブを惹きつける出発点は企業文化。
→リーマンのミッション事例。従業員が信じられるかどうかにある。
世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること。
ビジョンは繰り返し伝え、報奨によって強化しなければ、それが書かれた紙ほどの価値もない(ジャック・ウェルチ)
楽しい…一番大きいのは、同僚と一緒に笑ったり、ジョークを言い合ったり、共に仕事をすることの楽しくさであるはずだ。お楽しみイベントには、本当の楽しさがない。
邪悪になるな。
市場調査ではなく技術的アイデアに賭ける。
大切なのは、顧客の要望に応えるより、顧客が思い付かないような、あるいは解決できないと思っていた問題解決へのソリューションを提供すること。
失敗したケースは例外なく技術的アイデアが欠けていた。
速い馬はいらない。
ライバル動向へのこだわりは、凡庸さへの悪循環につながる。
どれだけ優れた戦略を立てても、優れた人材の代わりにはならない。
組織内での地位が上がるほど幹部は採用プロセスから遠ざかる傾向があるが、本来はその逆であるべきだ。
情熱家はそれを表に出さない、心に秘めている、生き方に表れてくる、粘り強さ、気概、真剣さ、没頭する姿勢。履歴書には表れず、既に成功してるとは限らない。
ムダ話をさせるのではなく、むしろムダ話を奨励。
自分より優秀な人間を採用せよ。
ビジネスパーソンが磨くべき最も重要なスキルは、面接スキル。
採用の質を落としてまで埋めるべきポストはない。
会議が時間の無駄だと文句を言う人は多いが、運営がうまい会議ほど、素晴らしいものはない。
経営者にはコーチが必要。
自分の下で働きたいと思うような上司であれ。
メールはすぐ返信。了解、でも良い。コミュニケーションの好循環のため。
ユーザに焦点を絞れば、あとは全部ついてくる。
世に出して手直しする、アプローチはあとで改善することを前提に、質の低いプロダクトを送り出しても良いという考え方ではない。
何が起きるか?ではなく、何が起こりえるか?