多田富雄の作品一覧

「多田富雄」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 寡黙なる巨人
    60代半ばにして脳梗塞に倒れた免疫学者は、右半身の自由と言葉を失う。倒れる瞬間のこと。動かなくなった体のこと。病室のベッドでのこと。リハビリ。科学者は自分の体でさえ、ここまで客観的に観察し言葉にできるのかと驚く。と、同時にこの国での障がい者の暮らしにくさを思う。闘病記でありエッセー。
  • 寡黙なる巨人
     尊敬する経営事務幹部職員さんから「社会科学の目と構え」を学ぶ上で、参考になる1冊があるとの紹介を受け購読した。本来、人に薦められた本を読むことはほとんどないが、今回の3冊は全て紹介書籍であり、自分でも珍しいと思っている。
     国際的な免疫学者であり、能の創作や美術への造詣の深さ、文学や詩集にも広い知...続きを読む
  • 寡黙なる巨人
    凄いものに 触れてしまった!

    お前は ちゃんと 生きているのか
    お前は それで いいのか
    お前は そんなこと 言えるのか

    むろん 多田富雄さんは
    そんなことは 一言もおっしゃらない
    読んでいる方が
    自ずと 自分の「これまで」と「いま」を
    勝手に思い、勝手に考えさせられてしまう
    だけである

    折に...続きを読む
  • 寡黙なる巨人
    再読。知の巨人が、脳梗塞による半身不随を得て新たなる巨人として生を得るまでの魂の記録。
    倒れて、動くことも話すこともできなくなった中で、再び生きることへの希求を見いだすまでの記録、後半はそんな新たな巨人の視点で過去を振り返り、国を動かし、「生きる」姿を描き出す。

    初めて読んだ10年前は、前半の闘病...続きを読む
  • 寡黙なる巨人
    文句なしの名著。
    半身不随、しゃべれないし、
    ヨダレを垂らしながらも頭脳明晰な大学者が
    豊かな言葉で、臨死体験や介護される側からの
    視点で日々を語る。

    再読したい。

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