「人は人生で必要な時に必要な本に出会う」というような事がよく言われますが、僕にとってはそれがこの本だったのかなと思います。
入来さんといえば、巨人で2001年に13勝をあげる等、主力投手として活躍し、また入来兄弟の弟としても有名です。
そして、甲子園の阪神戦で乱闘騒ぎを起こし、アリアス相手に立ち向
...続きを読むかっていった姿が印象に残っています。
そんな元巨人の主力で武闘派の彼が裏方である用具係というのは正直イメージに合わないなと思っていたのですが、この本を読んで、彼が抱えていた苦悩、様々な人との関わりによる心境の変化、用具係としての心構えや細かい気配りを知り、現在の彼の素晴らしい生き様に心を打たれました。
翻って、今の自分が果たして彼のような生き方ができているのかという事を鑑み、改めて自分を見つめ直す機会にもなりました。
非常に読みやすい内容ですし、皆様にもおすすめの一冊です。