芝風美子の作品一覧
「芝風美子」の「愛罪の疼き~愛は哀しみの彼方に~」「愛し合うための時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「芝風美子」の「愛罪の疼き~愛は哀しみの彼方に~」「愛し合うための時間」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
一番ドロドロとした作品だと思う。
読み終えた達成感や、満足感よりも胸糞悪い感じが残ってしまうがまたそれがいい。
二条の情の弱さに所々苛立ちを覚える。
御所様に対しては他の阿闍梨や実兼様よりも良くは見ていなかったはずなのに出家し、少し御所様に愛情深いことを言われただけで靡いてしまう。
傷を覆っている瞬間の二条の弱さが様々なところで垣間見れる。
また、一番不便なのは兼実である。
いちばん純粋に一途に愛していてくれたのにも関わらず、阿闍梨や亀山天皇、さらにはいきなり出てきた大殿とまで契りを交わし、実兼は振り回れる一方である。
そして、やっぱり最後に会いたいと二条は実兼に会いに行く。
すべての人を蔑ろ