献本でいただいた一冊となります。
“ゴン中山”の愛称で親しまれ、私の世代ですと“カズ”とともに、
彼らの全盛期とJリーグ草莽期を重ねてみる人も多いのではないでしょうか。
Jリーグ以前から、何事に対してもそのガムシャラで、
ひたすらに前向きなプレイスタイルが印象的な選手ですが、、
こちらは、そん
...続きを読むな彼にまつわるトピックが30本、まとまっています。
文の長短がなんとも極端ですので、あちこちに発表されたものなのかな、、
ただ、その内容はいかにも中山さんらしいエピソードがてんこ盛りで、興味深く。
本人の言葉もあれば、時には周囲の人々の言葉もある、
共通しているのは、常に全力で、前向きであること。
“(プロフェッショナルとは)サッカーに対する真摯な姿勢を見てもらい、
共感してもらい、応援してもらうこと”
その“魂”の全てをサッカーに捧げ、それをさらけ出している、
理屈ではなくただ、人の心奥を揺さぶるような存在だと思います。
Jリーグが始まってから20年が過ぎ、、
速さやテクニック、身体能力を比べればいくらでも巧いのはいる、
チームとしての戦略も比べようもないほど変わっている、
育成環境もプレイ環境も、スポーツとしての知名度も、、
それこそ比べようもない位に恵まれるようになっている。
“中山には自分が試合に出られなくてもチームをまとめる力がある”
それでも、彼(とその世代)が持つ“魂の輝き”は、
まだまだ色褪せることなく伝わってくるのではないでしょうか。
1998年はカズにいてほしかった、2002年はゴンちゃんだった、
2006年はいなかったと、2010年は本田選手だったのかな、、
そして2014年はやはり、不在だったとあらためて。
さて今週から、2018年に向けた新しい体制がスタートしますが、
実体をもった“リーダー”を育てる必要ではないのかな、なんて。