・本書の文章自体が読みやすい。短文が多めだし、平易な言葉を使っている。理想的な話し方を、書き言葉で体現している…?
・「インナースピーチが発する情報の羅列」(181ページ)
人間の発言のことである。
発言が長ーくなってしまう時、発言者は相手に対してではなく自分に対して話している。
自分の考えを整
...続きを読む理するために自分の思考を外部に垂れ流しにしている。
そのために、むしろ相手に話が伝わりにくくなる。取っ散らかった印象になる。
沈黙や、会話のスピードを落としてみよう。発言自体も短くしてみよう。
すると伝わりやすくなるし、自分の考えも整理されやすい。
・「今から言おうとしていることは言わないことよりも良い結果をもたらすのだろうか?」(95ページ)
最後まで読んでからこの名言に戻るとなかなか響く。
自分もかなり話がながくなりがちな自覚があるので、、、
なんというか、、、
「話しすぎている」「この発言は求められてない」とメタ認知出来ていても、
「でも分かってもらいたいから」「気持ちいから」という理由で話し続ける傾向がある。
相手に甘えている。
ので、この名言は、発言のプロコン分析を促すいいフレーズだと思う。
瞬間自分の感情にどんなメリットがあるか、だけではなく、
会話全体の文脈、直前の相手の質問、なにより聞いている瞬間の相手の感情などの軸で、発言を続けたときと取りやめたときのメリット・デメリットを思い描けるようになりたい。
理想主義的かも…