本書はCIAの情報入手方法や危機管理について記されています。
しかし最大の特長は、日本の物書きでインテリジェンスに1番詳しいか1番有名な佐藤優氏が本書の解説などでベタ褒めしていることにあります。
氏曰く
「間違いなく日本語で読める最高の一冊だ。これ以上わかりやすく書かれた本を私は知らない。」
...続きを読む「本書に記されているノウハウは、いずれも実行可能である」
「インテリジェンスの世界に共通する普遍的な技法が、一般のビジネスパーソンが再現可能なレベルにまで落とし込んで書かれている」
金を貰って褒めるのは当たり前でしょうが、彼の得意分野で誤ったことを書くと、きっと次の仕事は無くなるでしょう。
著者は情報は人から得るものと書いています。
そしてCIAでは、「信じよ、ただし検証はせよ」と情報が正しいのか確認することの大切さを説いるようです。
私たちには諜報活動で何が正しいのかはわかりません。
そのため、信頼できそうな人が薦める本書は、同様な書籍が数あれど、読む価値が高いと思います。
また、訳がわかりやすく文そのものが整然としている点にも高い評価を与えたいと思います。