かつて早稲田で教鞭をとられていて、ずいぶん昔にNHKのラジオ英会話講座を担当されていた東後先生の著書。
タイトルがネガティブな視点から入ってるのが
少々残念だけど、ことばだけじゃなくて人の心との関係の
本質的なことを述べてある。
「人は誰でも認められたい。認められたいと思いながら毎日毎日生きている
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一見語学に関係なさそうだけど、
大事なのは表面的な言葉じゃなくて、心なんだよって当たり前のこと。
日本語だろうが英語だろうがそれは変わらない。
あとはコミュニュカティブ・アプローチを推奨していて、とにかく覚えてから使うんじゃなくて使いながら覚えること、というのも納得できた。
こんな先生の授業を受けてみたかったなーと読み終わって思った。
適当に手に取った新書を読んで泣くとは思わなかった。
別に英語に特に興味がない人も、心理学的な観点から読んでも
おもしろいと思う。