201210/
日本は貿易で成り立っていると言われますが、GDPのわずか14%ですし、さらに1960年の時点は、2005年の45分の1(円ベースで)しか貿易されていませんでした。日本は「貿易立国」ではないのです。しかも人と会話するためにはベースを合わせなければならないので、どうしても奇抜と思われてし
...続きを読むまうような前提を除いて話さなければなりません。そのため最小公倍数で話をします。その結果、私たちは目の前の現実を「今」という時点から、最小公倍数で話すことになるのです。/
森と沿岸の漁場とは密接に関係しています。「魚つき林」として今は有名ですが、気づかれていなかったからこそ日本中の海岸線は壊され、森とのつながりが断たれてしまったのでしょう。しかし昔から経験的に気づいていた人たちもいます。地域で漁をする現場の人たちです。中には見事に因果関係を説明してくれる人もいます。これが「知恵」だと思うのです。/
一種類だけの食材がたくさんあっても、私たちの食卓は豊かになりません。それよりはさまざまな食材の得られる森や川があったほうが豊に思いませんか?ぼくは子どもの頃、野山に入っては木の実や植物、魚や貝を採って遊びました。もちろん食べていました。だから周囲に森や川や海があることは、生きていくための保険のように思えます。今でも僻地と呼ばれるような地域に行けば、そんな幸せな暮らしが残されています。/