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対話がそのまま収録されており臨場感がある。そこに注が挿入されており、注に目を通していくだけでも、現代映画はどのように批評が可能かの論点のいくつかを整理することができる。
大きなテーマはドキュメンタリーではあるが、劇映画との間に横たわる荒野への待望を読むことができる。もちろんその荒野は、商業
...続きを読むか自主かの間にあるものと重ねられるレイヤでもあるし、映画映像媒体の可能性をみせてくれる。
アウトローで、未見な映像たちへの知や愛にも満ちていて、その先の映画を観たい人たちへのガイドにもなるだろう。