タイトルに「コミュニケーション塾」とあるように、「コミュニケーションとは何か?」について書かれた本です。
小説形式(あとがきによると「ライトノベル形式」)で書かれた本で、とても読みやすかったですが、内容的には、かなりしっかりしたものでした。
「コミュニケーション」という言葉は、誰もがみんな正しく知
...続きを読むっているかのように使われていますが、学術的に厳密な定義は、実はまだ存在しない、とのこと(将来的には存在するであろう、という期待を込めて、あえて「まだ」と書いておきます)。
とはいえ、近年、AIの技術が進むにつれて、コミュニケーションの本質についての理解はずいぶんと進んでいるようです。
何事も、理解が進む際には、分解が進む、というか、その概念についての分解能が上がりますが、この本を読むことで、「コミュニケーション」に対する理解の分解能が上がった気がします。
きっと、多くの人が、この本を読むことで、同じ体験をできるのではないかと思っています。