レナード・ローゼンの作品一覧

「レナード・ローゼン」の「捜査官ポアンカレ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とにかく濃密な文章でその世界に引き込まれる。ポアンカレという主人公からして数学的な世界の設定が濃厚だが、それにカオス理論、終末論的カルトなどが絡んで物語が奥深く展開する。しかし意外と謎自体はオーソドックス。しかし、際立った人物造形と多彩な舞台が用意してあって全く最後まで飽きることなく読めた。残念なのはあまりにもポアンカレの試練が辛いことで、ここらは読んでて痛い。しかし、一作目からこのレベルの作品と言うのもスゴイ。完成度の高い文章や魅力的な人物設定にさらには作者の博学ぶりには驚く。果たして次作は?

    0
    2014年11月19日
  • 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス

    Posted by ブクログ

     小説を読むとは大なり小なり痛みを伴うものだ。もちろんどの小説もというわけではないだろうけれど、ミステリ読みのぼくにとっては、殺人や暴力が扱われることにより犠牲者の痛みを洞察せざるを得ない機会が少なくない。痛みを余儀なくされるという意味では、この作品ほど痛切な鋭さを持って読者に挑戦してくる小説は他に類がないような気がする。

     インターポールの捜査官という主人公設定は珍しいのでないだろうか。アメリカ小説でありながら、独特のヨーロッパの深みを与えた世界を描き切っている作者の腕が見事である。捜査官ポアンカレはフランス人であり、リヨンやパリなど、ぼくにとっては訪れたことのある地であることから、想像し

    0
    2013年12月06日
  • 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス

    Posted by ブクログ

    ポアンカレと聞いて何かを連想する方はどの位居られるのでしょうか?
    ここで言うポアンカレとは「ポアンカレ予想」でこの世に名を残した大数学者を指しており、本書の主人公「捜査官ポアンカレ」は彼のひ孫と言う設定です。
    何だかルパン三世みたいですが、しかしポアンカレの方は以下でご紹介する粗筋からも伺える様に、かなり成熟したキャラクターです。
    なお、本書の特徴として結構長いミステリーとなっている他、フラクタルにちなんだ挿絵が随所に差し込まれている等があり、独特の"風味"を持つ一冊となっています。

    では前置きはこの位にして以下で粗筋をご紹介。

    長年インタポールの捜査官として第一線で活

    0
    2013年09月22日
  • 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス

    Posted by ブクログ

    インターポール捜査官が主人公、ということで犯罪も世界を股にかけている。

    ひとことでいうと「ちゃんと読める」
    このごろ当たりの作品が少なくて。
    これも当たりとはいえないけれど、とにかく安心して読める。

    いろいろ盛りこもうとしすぎて筋が追いづらい。
    このあたりは編集の力量不足か。

    0
    2018年11月14日
  • 捜査官ポアンカレ 叫びのカオス

    Posted by ブクログ

    それぞれの登場人物たちがしっかり描かれていて、面白かったけど、途中主人公に起きる悲劇があまりにも辛すぎる・・・。シリーズものらしいので、今後の主人公の再起の行方が気になるところ。それともこの作品がシリーズの最後なのかな?だとすると辛すぎる~

    0
    2014年07月22日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!