タイトル通り、書斎を部屋として独立して作るのではなく、ミニ(1畳から2畳)で作るべき!男性は、という本。
ミニ書斎の定義は、「寝室・リビング・廊下・階段などの一角に設けられた、広さ3畳以下の、世帯主の男性専用のスペース。男性はここで一人だけの自由な時間を過ごすことができる」とのこと。
男性として
...続きを読むは、籠る場所が必要というのは、特に子供が複数いる今はとても共感。一方、秘密基地が欲しい!といっても、意見の通る家は少ないでしょうけど。そこで、本書のようにデッドスペースを見つけて、少なくとも1畳のスペースで目線を区切る高さを目安に、自分専用のブースを作る、というのはアリですね。
2013年の本なので、テレワークのテの字もない時期ではあるものの、むしろ今の方が実感・共感できる”男性”は多い気がします。
人によっては、籠る感の度合いも違うそうなので、自分のタイプを判断すると良いというのは、いいですね。週末や休日の夜、家族が最も集まる時間帯に、リビングで少し難しめの本、例えば、自然科学、哲学、先端技術、経済学などの専門書を読んでみて、①書いている内容がすっと頭に入ってくる、または②同じページを何回見ても頭に入ってこない、など自分の状況を確認してみると良いそうです。①であれば、あまり完全な個室タイプは不要で、リビングの一角にブースっぽく作るので充分ですが、②のタイプは、結構しっかりした閉鎖空間が必要なタイプだそうです。私は①なので、今もリビングでテレワークしていますが。
四畳半の個室をまるまる使えるようになったらな・・・と思う人も多いでしょうけど「起きて半畳 寝て1畳、天下とっても二合半」と、必要以上に高望みしてもしょうがないという諺も、居心地のよい1畳のスペースを作る研究をしようと思わせてもらえました。