作品一覧 2023/03/03更新 アーサー王物語 試し読み フォロー アーサー王ロマンス 試し読み フォロー ケルトの薄明 試し読み フォロー ケルト妖精物語 試し読み フォロー コティングリー妖精事件 試し読み フォロー フェアリーたちはいかに生まれ愛されたか イギリス妖精信仰――その誕生から「夏の夜の夢」へ 試し読み フォロー 妖精の到来 ~コティングリー村の事件 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 井村君江の作品をすべて見る
ユーザーレビュー アーサー王物語 1 トマス・マロリー / 井村君江 / オーブリー・ビアズリー 評価っていうのも難しい。良さ、と好き、は違うしな。分かる、分からない、今じゃない、今は好き、もあるし。好きじゃなくても良いもあるし。出版されててよかった、の評価もあるし。 さて。知ってるようで知らない円卓の騎士を知りたくてやっと読み出した。アーサーよりランスロットが主役みたいな。 映画「ラビリン...続きを読むス」でジェニファー・コネリー 演じる主人公サラ(なんと美しかったことか!)が大事にしているテディベアの名前がランスロットだった。多分それが円卓の騎士との最初の出会い。 その後赤毛のアンの中でのごっこ遊びでテニスンの「シャーロットの乙女」に触れ、少しずつ知りつつあっていつかはちゃんと、と思っていた。 でもグヴィネスとのこととか知っていることも増えると怖さもあってなかなか勇気出せずにいたのだった。 しかしこの書き方ならいけるかも。いい意味で、あっさりしていて物語というより記録っぽいというのか。 まだまだランスロットの話は続きそうなので楽しみ。 Posted by ブクログ ケルトの薄明 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 詩人イエイツの聞きまとめた、ケルトのおはなしたち。神話/民話と呼ぶほうが適当なのかもしれないが、(ケルトといえばこの方、という井村君江氏の翻訳もあってか)語り手として登場する老人たち――妖精たちなどを"見た"ものたち――の様子もなんとはなしに窺えて、こんな風に家々を訪ねて口碑を聞きまわりたいと思わ...続きを読むされる力を感じるからやはりおはなし、と言いたい。一緒に炉端に座り、子どもみたいに「おばあちゃん(おじいちゃん)おはなしして」とねだりたいものである。イエイツもきっとそうだったろう、などと勝手に思ってしまうなどする。それほどに、語り手たちも魅力的なのだ。妖精たちはかれらの生活と分かちがたく結びついているのだろう。基督教の神と妖精たちが、ひとびとの中で同居を成しえているのも、私には面白い。 松村みね子訳「悲しき女王(青空文庫にある)と、また一緒に読みたい」 Posted by ブクログ ケルト妖精物語 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 アイルランドの妖精のイメージが随分変わった。あまりにも知らなすぎた。 これまでは、キャラクターとしてのおちゃらけた気のいい妖精のイメージを持っていたが、ゾッとするような不気味な世界にページを捲る手が止まらない。 高圧的な態度や、死体を無理やり背負わされるなど…。 アイルランドの人々にとって、恐怖の対...続きを読む象でもあったことに驚き。 Posted by ブクログ コティングリー妖精事件 イギリス妖精写真の新事実 井村君江 / 浜野志保 写真とは何かを改めて考える。少女たちの作品とも言うべき心象を描いた写真、近年のデコ盛り写真、「真を写す」とは果たして? Posted by ブクログ ケルトの薄明 ウィリアム・バトラー・イエイツ / 井村君江 アイルランドに行ったことはないのに郷愁を感じた。妖精信仰は自然信仰の派生で、寓意だけではなく空想の割合も多いため、大らかなユーモアを感じる。人のちょっとヘンな部分を「妖精さんの仕業だね☆」と言って流してくれそうな…。しかしスコットランドの方にいくとキリスト教の影響が大きくなり、精霊譚に冷酷さが混じる...続きを読むとイエイツは苦言を呈す。煙に巻かれて終わるようなアイルランド系妖精話よりも確かにこちらの方ができごととして実態を伴っていそう。アイルランド系はより主観的で個人の脳が生み出したものをそのまま話として出力している印象だ。 Posted by ブクログ 井村君江のレビューをもっと見る