『うちの師匠はしっぽがない』アニメ化記念インタビュー

『うちの師匠はしっぽがない』アニメ化を記念して、声優陣に特別インタビュー!!
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M・A・Oさん(まめだ役)インタビュー

――演じるキャラクターとご自身とで共通点はありますか?あるとしたらどんなところですか?
まめだちゃんと自分の共通点は、考えていることがわかりやすく顔に出てしまうところや、都会に憧れを持っているところが少し似ているかもしれません(笑)。

――演じるキャラクターへの第一印象を教えてください。
まめだちゃんは喜怒哀楽がはっきりしていて、素直で真っ直ぐなところがとても魅力的だと感じました。

――原作のマンガは読まれましたか?読まれていたら感想を教えてください。
魅力的な登場人物を通して描かれる人情と、優しく柔らかいタッチの絵柄も相まって、心地よく涙腺を刺激される作品でした。上方落語のシーンが臨場感たっぷりで、噺の題材や用語なども興味深く、とても楽しく読ませていただきました!

――落語の世界が舞台ということで、何か準備や勉強をしたりしましたか?
収録が始まるかなり前のタイミングで、スタッフさんから落語に関する資料をいただいていたので、事前に勉強することができました。

――まめだから見た文狐の魅力を教えてください。
落語という芸で人間を化かしているところはもちろん、言葉で多くを語らず背中で語るような雰囲気が魅力的だと思います。師匠として厳しくも温かい目で見守りながら、まめだちゃんのことを信頼して受け入れていく姿も印象的でした。

――作品の中で、「化ける」ことができるのであれば、どのキャラクターになりたいですか?
まめだちゃんに化けることができれば、狸の姿にもなれるでしょうか?!
まめだちゃんに化けたあと狸の姿に戻り、自分の尻尾をモフモフして癒されたいです(笑)。

――最後に原作ファン・アニメを楽しみにしているみなさんへ一言お願いします。
原作の優しく温かい雰囲気がアニメではどのように描かれているのか、楽しみにしていてください!そして、いつか人間を化かしてやりたいという想いを胸に奮闘するまめだちゃんの姿も、最後まで見守っていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いします!!

山村響さん(大黒亭文狐役)インタビュー

――演じるキャラクターとご自身とで共通点はありますか?あるとしたらどんなところですか?
私も日々生きていく中で、自分は今ここにいるんだぞ、私はこうやって生きてやるんだ…みたいな想いをお芝居や音楽に乗せて訴えているように思いますが、彼女もそういう反骨心みたいなものを秘めているところにすごく共感できる時があります。

――演じるキャラクターへの第一印象を教えてください。
文狐は一見クールで誰にも心を開かないような、ミステリアスな雰囲気が素敵な女性だなと感じました。そんな彼女にどんどんと引き込まれていきましたが、物語を読み進めるにつれまた違った印象が出てくるのも魅力だなと思います。

――原作のマンガは読まれましたか?読まれていたら感想を教えてください。
オーディションを受ける時に読みました。それがきっかけではありますが、本当に魅力的な作品で、上方落語の世界へひょいひょいっと手を引いて一気に引き込んでくれるストーリーが素敵でした。キャラクター一人一人が生き生きと描かれていて、自分も作品の世界で一緒に過ごしているかのような気持ちになります。芸を仕事にしている身としては胸に刺さるシーンや涙が止まらなくなるほど心を動かされるシーンもあり、私にとってとても大切な大好きな作品になりました。

――落語の世界が舞台ということで、何か準備や勉強をしたりしましたか?
出来る限り色んな方の上方落語を聴いてみました。演じる落語家さんによって同じ話でもガラリと雰囲気が変わるものもあるので、一つの演目を色々聴き漁るのが面白かったです。
文狐として演じるならばどんな雰囲気になるだろうかと考えながら聴いたり、一緒に口ずさんだりしていました。

――文狐から見たまめだの魅力を教えてください。
いい意味で自分の欲や感情に素直なところ。落語をやりたい!という一心で、頑なに弟子を取らないと言う文狐にその想いをぶつけていったところにとても胸を打たれました。彼女の真っ直ぐな心に、文狐も沢山救われたり突き動かされた部分があるのではないかなと思います。

――ご自身にとっての定番マンガはありますか?また、最近続きが気になるマンガ・ジャンルはありますか?
日本の歴史が好きなので(詳しいわけではないですが…)歴史もののマンガは気になります。特に平安時代が好きなので、菅原道真が平安の世で活躍する『応天の門』という作品は夢中で読んでいた時期がありました。

――最後に原作ファン・アニメを楽しみにしているみなさんへ一言お願いします。
原作陣・アニメスタッフ陣・キャスト陣みんなにとても愛されている作品なんだなぁと改めてしみじみ感じています。そんな愛を沢山注がれたこの作品に、今度は観て下さる皆さんの愛が更に更に注がれて、より深みのある作品になっていったらいいなと感じています。
日々を懸命に生きている皆さまがこのアニメを観て下さる時、少しだけ現実を忘れて、楽しく化かされるようなホッとするような、そんな時間になったらいいなと思っております。

原作はこちら!