メイク・バンカブル! イギリス国際金融浪漫

メイク・バンカブル! イギリス国際金融浪漫

2,310円 (税込)

11pt

4.0

《オレ流》でトップ・レフトを追った6年。
ユーロ市場の激闘を元バンカーの著者が白日の下に晒す、
自伝ノンフィクション

ロンドンに赴任したのは、冬から春に変わる季節だった。
風は爽やかで冷たく、故郷の北海道の北空知によく似ていて、しっくりきた。
街路樹はプラタナスが多く、煉瓦や石造りの建物が歴史を感じさせた。
わたしは国際金融業務の経験のない30歳の若者だった。
あるのは、夢と希望と野心とエネルギーだけだった。(本文より)

大学時代はランナーとして箱根駅伝に2度出場、卒業後はバンカーを経て作家に。
国際金融市場での経験をいかした圧巻のリアリティで惹きつける、経済小説の名手が、『冬の喝采』以降の人生を綴る。
初めて明かされる、作家・黒木亮の《前史》では、
仕事や旅行で訪れた世界各国の風景や食のシーンも、読みどころのひとつ。

<目次より>
第一章 マイワード・イズ・マイボンド
第二章 航空機ファイナンスにしびれる
第三章 アフリカの夜明け
第四章 メイク・アンバンカブルズ・バンカブル
第五章 中東のサソリ
第六章 二重マンデート
第七章 爆破テロ事件
第八章 エマージング・マーケッツ
第九章 米銀との激突

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メイク・バンカブル! イギリス国際金融浪漫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み進めるのにとっても苦労した一冊。

    無論、面白くないわけでは決してない。この本の発売前、黒木氏のファンの集まりに参加させていただけることになり、それに備えるため、主に初期の作品群(青い蜃気楼、赤い三日月、シルクロードの滑走路、トップレフト、トリプルA、獅子のごとく、ザ・コストカッター)を寝る間も

    0
    2023年05月27日

    Posted by ブクログ

    ロンドン駐在の邦銀バンカーだった黒木亮が描くシテイーでの日々。ロレンス金山(または金山商店)と呼ばれながら、中東(特にトルコ)、アフリカ(ジンバブエ他)、東欧、ロシアとロンドンを行ったり来たり。90年頃のフセインのクエート侵攻、旧ソ連崩壊等、激動の時代に翻弄されつつ新しい案件を探し(時に新興国を食い

    0
    2023年11月05日

    Posted by ブクログ

    金融関連の詳しい小説を何冊も出版されている黒木亮氏の国際金融マン(主たるカバー範囲は中近東・アフリカの金融機関向けシンジケート・ローンのアレンジメント業務)としての骨格を作られたロンドン駐在時の回顧録。

    筆者がどの様にして経験を積み重ねて来て、作家転向後の作品に細かさ、事実を背景にした臨場感を感じ

    0
    2023年09月18日

    Posted by ブクログ

    小説を探していて この本に当たった 著者の 作品は初めてである 小説と違う 事実を 積み重ねていく 文体。
    こんな人生に憧れる。

    0
    2023年07月30日

    Posted by ブクログ

    新作早速読みました。かなりの読みがいがあるボリューム。エキサイティングな国際金融の世界をノンフィクションで、となかなか他では出会えない作品。

    0
    2023年05月09日

    Posted by ブクログ

    黒木さんのロンドン時代の日記帳だね

    流石に古すぎて、ピンとこない部分もあるけど、三和銀行という都銀下位行で中東向けの投資銀行業務を開拓していくのは、なかなか大変だったと思う。

    0
    2023年11月04日

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