ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「高齢者小説」第4弾! 定年、終活、人生のあとしまつ……。 自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。 「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。 内館節でさらなる深部に切り込む!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
インパクト大の本のタイトル! この本の中の高齢者は、生活が安定していて、 ご近所とも仲良く、家族にも恵まれていて、 なんだか幸せな老人たちだ。 だからこそ、言いたいことも自由に口にでき、 やりたいように行動できた。 認知症や寝たきりでもおかしくない80~90歳。 ものすごいパワーに圧倒されてしまう...続きを読む。 「老害」 それは、個性だという福太郎の言葉がおもしろい。 「毒にも薬にもならない人間は華がない」 と、明代のセリフも、何だか納得。 マスオさん状態の純市がオロオロしていて、 かわいそうで、頼りなくて・・・ 強烈なキャラには、必ず、サポートする静かなキャラが必要だ。 親子関係はあまりにも近すぎてぶつかり合うが、 孫となると、ちょっと距離を置けるので、 関わり方も穏やかになるのは、よくあること。 世の中や会社でも、高齢者と、若者が、 お互いを尊重しつつ、いい距離感で関われれば、 もっと豊かな社会に結びつくのでは。 丁度、コロナ禍の話、 その頃の世間を思い出しながら読んだ。
前半は老害エピソード盛りだくさんで読んでいてイライラしてましたが、後半から高齢者視点に変わり、考えさせられました。 若い時は高齢者を「老害」扱いしますが、自分がいざ歳を取ると気付かないうちに「老害」になっていく。そのサイクルで社会はまわっているのかなあと。
笑っちゃったし展開が予想外で面白かった! 表紙の絵もとっても合ってると思いながら、読みやすくて一気読み。
日々繰り返される老人の自慢話に晒される家族の苦労を内館さん流のコミカルで辛辣な表現にお腹を抱えて笑いながらも共感していました。 ・孫自慢は一気に広がるそれはもう山火事の勢いだ ・下手な趣味を講釈する老人に対して「いくつになってもチャレンジできる」「好奇心に年齢はない」などと煽る、有識者かなんだかは責...続きを読む任取れんのか? などやはり、シナリオライターならではでの生きた言葉だなと思いました。 しかしながら、明子の爆発以降は、真摯に取り組む福太郎の思いにエールを送りたい気持ちになりました。 自分もいずれは高齢者の仲間入り。老害と言われないように福太郎さんのようにポジティブな気持ちで行動できればと思いました。
同じことを繰り返し言う とにかくクレームをつける 病気自慢、孫自慢、不幸自慢 「老害」と呼ばれるこれらは日常よく見かける行為だ 迷惑この上ない こんな年配者に出会うたびに 「老害め。けれどいずれ行く道だ。」と自分を納得させてきたけれど、考えが浅かったことに気付かされた 人間はいくつになっても「誰か...続きを読むの為になにかしたい」「誰かに必要とされたい」という心を持っている この世での役目を終えて神様の元に帰るまで それは誰もが持ち続ける思いであり、生きる力になるのだろう やりがいをなくした時、老害全開になっちゃうんだろうなぁ… 教育ではなく「今日行く」 教養ではなく「今日用」が大切 歳をとっても人のために動ける人でありたい そんな場所を持ち続けたいものです 老害リーダー福太郎発案の「若鮎サロン」が秀逸 老後と言わず、こんなサロンがあったら私も行きたいなー
一番の感想は、「老害を垂れ流せるのは元気な証拠」だ。 だって、稼働していない工場は公害を垂れ流せないもの。 ここに出てくる老人たちは、一部を除いて平均寿命よりも年齢が高く、それにもかかわらずボケもせず、自分のことは自分でできる。 まだまだ、ホームなどに隔離されたくない。 「娑婆(しゃば)でジタバタ...続きを読むしたい」のである。 老害は、若者にとっては毒、老人にとっては薬。 毒を受ける人たちは大いに迷惑だろうし、自分にも経験はあるのだが、他人事として読んでいる分には、「笑える」 これが、認知症で徘徊、糞尿を垂れ流す、エロジジイ化して息子の嫁に裸で抱きつく・・・という段階にまで進むと、もう家族も本人も地獄。 他人事として読んでいても笑えなくなる。 この本は、元社長で自慢話と説教照れ流しの、まだまだ元気な85歳の福太郎が、娘に老害呼ばわりされ、「老人は老人だけでやってなさい!」と言われたことを逆手にとって、仲間と一致団結する、「転んでもただでは起きない」老人革命の物語である。 さすが、戸山福太郎、伝説の社長である。 しかし、引退した経営者が業務に口を挟むのはよろしくないだろう、ということだけは言っておく。
タイトルに惹かれて自分が老害にならないように読んだ本。 内館さんの年齢の少し上あたり年齢の人々がリアルな感じで描かれています。 ここに描かれている人たちは、想像していたよりもっと活力があって、イメージを覆されました。 そういえば地元でも社会福祉協議会などで活動している人たちは、この本に描かれているよ...続きを読むうな人々だなと思いました。 自分のこれからを考える上で読んでおいた方が良い本と思います。
孫が可愛くて仕方のない還暦の私も老害の人かな。 コロナ鍋とリンクしているのが身近に感じる老人活劇でした。
2022年刊。正にタイトルそのもの。で、小説にする以上は、その害を能動的に撒き散らす数名が中心。能動的とは、生きている事を実感したいと懸命な人。取り巻く人々の年齢層を広く取り、影響の仕方も様々に、しかし散逸的にならず描いている。ので、様々な年齢視点からの見え方、感じ方等も描かれているので、広い年齢層...続きを読むにも勧められると思う。老害の受難中で爆発寸前?の人は読まないと思うが、読書出来るだけのユトリ?の残りが有るなら読んでみても良いと思う。自分は60代前半なので、気持ち的には複雑だったが理解は出来た。
前の3作品が面白すぎて期待が高まっていたせいもあり今作は少し劣る気がした。 内館先生が描く老害がむかつきすぎる! 福太郎に強く言えない純市君は気の毒 明代がキレるところはスカッとしたが福太郎が少し可哀想にも思った。 俊が今後松木ファームでどうなっていくのかが気になった。年齢が近いからだろうか? 彼の...続きを読む方が興味が湧いた 丁稚という言葉を初めて知った 桃子が死んだの悲かったなぁ 青森に会いに行こうとして倒れたのも悲しい。 将来親とかがああなったら嫌だわ〜 多分ならないと思うんだけどどうかな
レビューをもっと見る
「老害の人」
2024年5月5日~ NHK BS/NHK BSP4K 出演:伊東四朗、夏川結衣、勝村政信
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
老害の人
新刊情報をお知らせします。
内館牧子
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
文藝春秋2024年6月号
試し読み
大相撲の不思議
愛しすぎなくてよかった
愛し続けるのは無理である。
愛してると言わせて
朝ごはん食べた?(小学館文庫)
あなたが好きだった
あなたはオバサンと呼ばれてる
「内館牧子」のこれもおすすめ一覧へ
▲老害の人 ページトップヘ