宮城谷昌光の作品一覧
「宮城谷昌光」の「楽毅」「合本 三国志【文春e-Books】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「宮城谷昌光」の「楽毅」「合本 三国志【文春e-Books】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部英文学科卒。『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で第105回直木賞を受賞。その他作品に『孟夏の太陽』、『楚漢名臣列伝』、『風は山河より』、『新三河物語』などがある。趣味のカメラで雑誌『日本カメラ』の年度賞で1981年に8位に入賞したこともある。
Posted by ブクログ
面白かったです。
太公望、白圭や孟嘗君、張横などなど、魅力的なキャラが活躍する宮城谷先生の活劇を好んで読んでますが、この本はその流れを感じさせてくれました。
読みやすくスピードのある展開で、一気に読み切った感じです。
宮城谷先生の活劇主人公は、優れた能力をもって天に愛されてる、レベルの違う人に見えるけど、実は周りの人に助けられてるのが好きなのです。頼れる師、信頼できる友、優秀な部下がいて大事業を達成する。
羨ましいけど、皆様みんな何をするにも思いやり。謙虚で優しくそしてポジティブなんですよね。やっぱりポジティブ大事。
続きが楽しみです!
Posted by ブクログ
キングダムにでてきた楽毅。
中国、春秋戦国時代。
戦国の七雄でもない小国・中山国から斉へ留学、趙、魏、そして燕で活躍する名将・楽毅。
直接的に歴史が変わるほどの活躍があったわけではないけれど、楽毅の活躍は素晴らしくて、歴史の流れを変える働きとなっていて、すごいな。
各国の思惑、駆け引き、利害の対立。
同盟を組んだり解消したり、
国の王が入れ替わるとまた変わる。
弁舌で各国間を自由に行き来する縦横家たちの存在。
春秋戦国時代は本当に本当におもしろいです。
そして、いつも思うけど、少ない歴史の記録に基づきながらもこんなにも人物を生き生きと描き出せる宮城谷昌光さん素晴らしいです。
Posted by ブクログ
古代中国、春秋五覇の一人、晋の文公である重耳。
親子で、兄弟で、国同士で、滅ぼし滅ぼされで‥なんかもう‥な時代。
亡命生活19年。
重耳自身の強い思いというより、臣下たちの強い思いに導かれるうよに覇者となっていくところがおもしろいなと感じました。
春秋時代の「中国の伝統的な情意のありかたと行動」のようですが、重耳が亡命時代に自分たちを冷遇した人たちを許さず復讐をするところはちょっと‥と思ったのだけど、覇者となるには当然のことなのでしょうね。
「天命も天啓も、あたえられたときに受けねば、二度と得られぬであろう。」